ミスってもいいじゃん!
すごく真面目な友人が、
「同じミスをしてばかりで、進歩のない自分が嫌になる。」
とうつむき加減につぶやく。
話を聞きながら、ふと思う。
「果してミスは完全に無くすことが出来るのだろうか?」
「6、7割が出来れてれば御の字」
と、考えて生きてる自分には、まず無理。(社会人として
それはそれで問題ですが)
特定の分野に限定して、何年も同じことを続けていれば、
エラー発生率を10%くらいに減らすことはできるのでしょう
けど、そんな窮屈な人生はまっぴらです。
一般人の話としても、人間が不完全な存在である限り、
必ずミスは発生する。
ミスの発生が避けられないなら、それがある一定の割合
で起こることを想定して準備しておく方が確実で、かつ、
現実的な気がする。
少なくとも自分の未熟さを責めて悩むことは減ります。
それだけでも精神衛生上プラスですし、人生もっと前向き
に生きられるというモンです。
シンメトリックな美しさで有名なインドのタージマハルです
が、ワザと完全でないように造っている部分があるそうで
す。完璧なものを造ることは「神への冒涜」と考えていた
からだとか。
「人間が不完全な存在である」ことを意識していた昔の
人の方が、現代人よりもずっと謙虚だったと思います。
「科学の進歩で全てをコントロール出来る」なんていう
のは、単なる思い上がりなのかも知れません。
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