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2004/09/29

ライブドアのサイト訪問者が急増 報道で知名度アップ

予想はしていたが、このような報道があった。

ライブドアのサイト訪問者が急増 報道で知名度アップ

インターネットの「視聴率」調査会社 ネットレイティングスの調査として、
ライブドアのアクセス数が今年2月の現社名への変更当時に比べ、2.4倍
になったという。

この報道も相変わらず、事象の一面しか見ない(見えない?)マスコミの特
徴がよく出ている。

これだけを見ると、ライブドアは、今回のプロ野球参入表明で大いに「価値を
上げた」と思ってしまう。

確かにこの部分だけをピックアップして、

「広告費換算で~円」

などという広告業界の数字を当てはめれば、企業価値は「上がった」と言える。

でも、果してそうだろうか?
それだけで判断していいものか?

企業価値をはかるモノサシとして、株価という指標を用いて、別の視点から今回
の現象を見てみよう。

6月に近鉄買収に名乗りを上げた直後、最も高い株価だったのが、7月2日
に付けた1,205円

同じ朝日新聞の記事で、このような報道もあった。

近鉄買収名乗りのライブドア株価がストップ高

そして、昨日(9月28日)の終値が前日比40円安の355円である。

わずか3ヶ月の間に850円(!)、率にして約70%もダウンしたことになる。

これだけでも感覚的に、ずいぶん企業価値が落ちたことがおわかりいただける
と思う。

もっと、リアルにしてみよう。

ライブドア発行済み株式数が、606,328,805株
約6.1億株である。
前出の通り、3ヶ月間に下落したライブドアの株価が850円であるから、

850円×6.1億株=5,185
            ≒5,200億円

となり、約5,200億円も企業価値を減じたことになる。

東京都庁4つ建てられるし、海上自衛隊イージス艦でも4隻建造出来る額
である。

これを見る限り、ライブドアのアクセス数が2.4倍になっても、企業としての価値
は下がったと見た方が良さそうである。

普通は、アクセス数が増え、認知度が上がると企業価値は上がると考えられ、
株価も上昇するのだが、投資家からは、プロ野球の球団経営はかなりリスキーな
ビジネス
だと判断されていることがわかる。

その辺の背景を解説したものとして、このような報道があったので、興味のある方
はご覧いただきたい。

楽天が反発・ライブドアは安値引け、仙台争奪戦2社の株価は対照的な値動きに

この報道もそうだが、マスコミの記事をそのまま鵜呑みにすると、気付かないうちに
ミスリードされてしまう。
常に違う視点で批判的に見るよう心掛けることが必要であると思う。


【お詫び】
ライブドアの最高値の数字に誤りがありました。

誤:6/30の920円→正:7/2の1,205円

修正に伴い、本文中の計算結果も変更しております。

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