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2004/09/22

朝シャンより朝メイク

「朝シャンよりメイク」、松下電工が洗面化粧台の新製品

こういうものが発売されるらしい。

新製品が出る時は、必ず何かのきっかけがある。(当たり前だが)
このニュースで興味深かったのは、かつて1980年代後半~90年代
前半のバブル時代に隆盛を誇った「朝シャン」の風習が廃れてきている
という数字である。

確かに「『朝シャン』は死語」と言われたり、「汚ギャル」なる言葉も
出現していることから、昔より若い人(と言っている時点でオヤジだが)
の感覚も変わって来たとは感覚的には感じていた。

ちなみに「朝シャン」なる語は、資生堂「朝のシャンプー」というフレ
ーズが高校生の間で簡略化されたもので、
「現代用語の基礎知識」1987年度 新語・流行語大賞
「新語部門・表現賞」に輝いた。
元は女子高生から始まったブームが、この年から男性をも巻き込んだ
「清潔指向」現象として社会問題化
する。

話を元に戻そう。

今回、この報道で松下電工の調査で、今まで感覚的だったものが、数字
として「朝シャンの衰退」が具体的に認識出来るようになった。


同社の調査によると、

[洗面化粧台でメイクをする人]

1994年:39% → 2004年:51%

に増加している。

一方、

[朝シャン(朝の洗髪)をする人]

1994年:72% → 2004年:33%

と、10年間で半減している。

私は、これを10年前の半分になったとみるよりも、まだ1/3の人が
「朝シャン」の風習を守っている(?)と考える。


「朝シャン」が女子高生の間で流行し始めた時は、一時的なブームだと
思われていた。その後、TOTO「シャンプー・ドレッサー」を販売し、
爆発的なブームが起こり、今に至っている。

こう考えると一定の層に対しては、しっかりと日本人の習慣として根付いて
いると思うのだが、いかがであろうか。

私は、この数字を見て、もっと知りたいことがある。
それは、残った33%の利用者層のプロファイリングデータである。

「そのほとんどが、おじさんだった。」

というデータだったら、面白いと思うのだが。


でも、間違いなく今回の路線変更は、マーケティング部門が「F1」と呼ば
れる20~34歳までの女性層の変化を判断した結果であろう。

この流れは変えられない。
例え、それ以外の層が変わっていなくても、現在の全ての商品やサービスは
「F1」中心に回るのである。

ちょっと尖った会社は、女子中高生の動向を注目している。

ある広告代理店のプランナーから、このような話を聞いたことがある。

「今の女子中高生に確実にミートするものがあれば、企業はいくらでもカネ
を出しますよ。」

その言葉に対して、私が、

「男子は?」

と聞くと、

「男は無視していいんです。男は女性の後についてくるものだから、最初から
考慮する必要がないんです。
これは、どの世代も同じです。」

確かに...

でも、どの企業もF1指向だから、どれも似通ったものに感じられて仕方が
ない。アクション映画ですら、女性ウケしそうな宣伝になっている。

だから、モノはあるけど、どれも特徴がなくて欲しいものがないように考える。
このサイクルが続く限り、今の閉塞した状況は変わらないのではないだろうか。

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