« 駅のコンビニで売っている弁当は駅弁ではない? | トップページ | お金を払うほど親密になれる携帯用バーチャル彼女 »

2004/09/04

アントニオ猪木の部屋で見たもの

今から7、8年前の話である。

前の会社時代のこと、私は仕事で新日本プロレス本社を訪問した。
(当時は、渋谷ではなく、六本木のテレビ朝日の別館4階にあった。)

訪問時、あいにく応接室、会議室がともにふさがっており、

「すみません、ここしか空いていませんで...」

と恐縮する担当さんに案内されたのは、会長室

そう、当時の新日本プロレスの会長は、アントニオ猪木であった。

アントニオ猪木と言えば、プロレスブームの洗礼を受けた我々の世代からすれば、ヒーローのような存在である。

「あのアントニオ猪木の部屋に入れる」

そう思っただけでも、期待は高まる。

「どうぞ、こちらに」

と開かれたドアの先には、未知の世界が広がっていた。

入って正面には、アントニオ猪木の大きな会長机。
その右後ろには、本棚があり、95年4月に北朝鮮で行われた「平和の祭典」のビデオが並んでいる。

机の右には、茶色の革張りのソファーセットがあり、私はそこに席を勧められた。

「しばらくお待ちください。」

と、担当さんが席を立つが、早いか私は部屋中をながめ回した。

「自分は、今、あのアントニオ猪木の部屋にいるんだ。」

年甲斐もなく、ドキドキしたのを覚えている。
宝の山にめぐり合った探検家のような気分である。

応接セットの右横には、北朝鮮で販売されていたアントニオ猪木グッズが並ぶ。
造型的に問題があるのか、延髄斬りをする猪木像が倒れたままになっている。

応接セットの奥には、着物をしまうような桐の箱が2つ

表書きには、
「ガウン 蛇皮」
「ガウン ○○」(失念してしまった)

リングガウンに身を包むアントニオ猪木の雄々しい姿が目に浮かぶ。

そして、左にある黒くて大きな会長机に目をやると、1冊のハードカバーの本が。

本好きの自分としては、あのアントニオ猪木が、どのような本を読んでいるのかすごく気になる。

会長室に入る前に、グレーのチェック柄のスリーピースに老眼鏡という姿の「世界の荒鷲」こと坂口征二(俳優 坂口憲二のお父さんです)を見た。

リングでの姿とは全く異なり、そこには新日本プロレス社長として静かに執務する一人のビジネスマンがいた。

それだけに、
「もしかしたら経営論やマネージメントの本かも?」
などと勝手な期待をしてしまう。

残念ながら、タイトルが見えない。
恐る恐る本を開くと、そこには...

「ノストラダムスの大予言」

と書かれてあった。


「ビジネス書はないとしても、イタバシ マサヒロさんのプロレス本か何かかな?」

と思っていたところに、ノストラダムス。

アントニオ猪木とノストラダムスの大予言。

彼は、どのような思いで会長室でノストラダムスの大予言を読んでいたのだろうか...


猪木の1,2,3ダァー!!元気があれば何でも出来る
ポニーキャニオン (2004-12-15)
売り上げランキング: 19919
おすすめ度の平均: 4.5
4 通りすがりのバイオ研究者
5 巡り合えました
5 厳選!

|

« 駅のコンビニで売っている弁当は駅弁ではない? | トップページ | お金を払うほど親密になれる携帯用バーチャル彼女 »

コメント

私が行ったのは、坂口征二が会長のときでした~。

投稿: nako | 2004/09/06 15:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41793/1349961

この記事へのトラックバック一覧です: アントニオ猪木の部屋で見たもの:

« 駅のコンビニで売っている弁当は駅弁ではない? | トップページ | お金を払うほど親密になれる携帯用バーチャル彼女 »