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2004/09/07

屋根なし2階建てバスで東京観光、10日から運行

屋根なし2階建てバスで東京観光、10日から運行

2階建てバス自体が、最初はオープンバスだった訳だから、先祖返りした
ようなものですね。

乗合バスは、

「人間は考える葦である」

「もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったら」

の言葉で有名なパスカルによって発明されたと言われてます。

パスカルがバス会社を作るまでには、かなりの紆余曲折があったそうです。

彼は、自分の数学の能力を信じて、賭け事に狂い、父親の資産を食い潰す。
「策士、策に溺れる」を見事に地で行ってます。
最初は自分が発明した計算機を売って稼ごうとしたが、高過ぎて売れず。
次に逆玉を狙うも失敗(笑)。

どんな顔して、逆玉を狙ってたか見てみましょう。

pascal.gif
ブレーズ・パスカル(1623-1662)仏・哲学者

どうでしょう?>女性のみなさん。

こういう経緯があって、乗合馬車を考案するに至る。

なぜ乗合馬車なのか?

当時のパリの住居には、トイレがなく、オマルの中に用をたしてした。
そして、そのオマルにたまった汚物を窓から捨てていたものだから、
人々はまともに歩けたものじゃなかった。
しかも道路も整備されていないから、雨の日なんかは最悪である。

「花の都パリ」(古っ!)も昔は、こんな状況だったのである。

レンタルの馬車もあったが、庶民が使うには非常に高価であり、ここに
乗合馬車の需要があった。

パスカルが偉かったのは、乗合馬車の登場でダメージを受けるレンタル
馬車屋の妨害を受けないように、彼らから馬車を借りて営業した
こと。

今の経営者にも見習って欲しい感覚です。

パスカルは、7台2頭立ての馬車でバス会社を運営。
馬車は15分間隔で運行され、大変好評で常に満員だったらしい。
バリ市内で5路線にまで拡大するも、パスカルは、創業後、わずか5ヶ月
足らずで死去。しかも39歳という若さで。

その後、このバス会社は年6,000リーブルを稼ぐまでになる。
何とも皮肉なものですね。

そして、このバスはフランスからドーバー海峡を渡り、イギリスでも発展する。

そのうち客室に乗れない貧しい人を馬車の屋根に乗せるようになります。
たくさん乗せるもんだから、カーブや道の悪いところでは、落下し負傷する
人が続出。

そこで、落下防止の柵を屋根に巡らせるようになる。

これがオープンバスの始まりです。

さらに進歩して、次は2階にも屋根が付くことになり、現在の2階建てバス
(ダブルデッカー)に至ります。

今は、バスだけでなく、電車でも飛行機でも2階の方がクラスが上ですが、
昔は2階は貧乏人のためのものだった訳です。

パスカルの著書「パンセ」

「我々は現在についてほとんど考えない。たまに考えることがあっても、
それはただ未来を処理するために、そこから光をえようとするに過ぎない。
現在は決して我々の目的ではない。
過去と現在は我々の手段であって、未来のみが目的である。」

という私の好きなフレーズがあるのですが、先に書いたようなデカダン
彼の生き様を知ると、パスカルの「未来」って何だったのかとしみじみ思い
ます。

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