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2004/09/13

あなたの知らないAV業界

そのうち出て来るかと思ってましたが...

ついに始まった!第3世代ケータイで「AV鑑賞」

こんなのが出来ていたんですね。

私は、この業界の方々ともお付き合いがあります(出演とかではなく)が、KUKIさんなど、早くからデジタル化に積極的で、非常に戦略的に進められています。

前職でいわゆるIT系の大企業の方々ともお付き合いがありましたが、ことデジタルコンテンツ分野においては、AV業界の方の方がはるかに考え方が進んでいますし、ビジネスについてもシビアでした。

前出のKUKIさんの場合、

・いずれ媒体はアナログからデジタルに変わる。
・パッケージが消えることもある。
・インターネットがその大きな役割を担う。
・媒体の数は増えていく。

と考えて、ビジネスを進めていたことです。

しかも、インターネット草創期1995年くらいからというから驚きです。

来るべき日のために、

・権利は全て自社で持つ。
・作品内の楽曲も自社で持つ。

ということを、10年近く徹底してきたのだから、頭が下がります。

将来インターネットや携帯などで配信する時に著作権法上のトラブルを未然に防ごうとした訳です。

村西とおる監督も発想としては、いいところまでいったのですが、権利処理などの問題で頓挫してしまいました。

これを見ても、KUKIさんの緻密な戦略のすごさがわかります。

また、環境が整った時でも、

・映画、テレビ、ビデオは倫理基準が定められているが、ネット配信ではまだ決まっていない。
・しかるべきところと調整の上で倫理基準を設けて配信すべきである。

と非常に慎重な姿勢だったことが印象的でした。

一方、IT系のところは、元々映像ソフト業界とは縁がなかったせいか、権利処理や業界慣習、さらに先に述べた倫理基準などについて驚くほど無知で無邪気でした。

その対称的な姿勢を見るにつけ、業界に対する先入観でビジネスを判断してはいけないことを痛感したものです。

AV業界は、非常にサイクルの早いところですから、グズグズしているとあっと言う間に淘汰されてしまいます。

KUKIさんに限らず、「売れている」メーカーは、ユーザーニーズを汲み取るために貪欲です。

「マネーの虎」で有名な高橋がなりさん率いるソフトオンデマンドグループのひとつであるDeepsさんなどは、自社掲示板に書き込まれたユーザーの要望や質問にとても丁寧に答えています。
一番丁寧でまめに答えているのが、社長さんというのが私にはとても印象的でした。

トップ自らが、積極的にユーザーニーズを知り、彼らとのコミュニケーションを図ろうとする姿勢は、見習うべきものであると思います。

今回ご紹介したニュースでも、記事を読むときちんとマーケティングの基本の手順はしっかり踏んでいることがわかります。

第3世代ケータイで「AV鑑賞」サービスの場合、

[ユーザーニーズ]
・本よりビデオの方が迫力がある。

[問題点]
・家族をもつ男性の場合、動画をゆっくり鑑賞するのは至難のワザ。
・リビングのテレビなんて論外。
・パソコンも家族で共用の場合が多いから、その手のサイトを見るの
 でさえ一苦労。

[リサーチデータ]
・「都心の個室ビデオはサラリーマン客で大繁盛」という話も聞く。
・個室ビデオに行くカネも時間も勇気もない人が多い。
・3G携帯の普及

[手段]
・高速、大容量、高精細画面の3G携帯電話

[ソリューション]
・ケータイの動画サービス
・画像・音声ともにバッチリ!(゚Д゚)ウマー

と、いった感じでしょうか。
集積されたデータを通じてアプローチする「マーケティング型」と特定の一人の人物像を描いて行う「イマジネーション型」とがありますが、このケースでは、後者の色が濃いような気がします。

さて、ここで紹介されているJCMNが運営する「誘感オレンジガール」では、

・一流AVメーカーの600本以上の動画
・300枚以上の静止画
・選りすぐりのシーンが、30秒間鑑賞できる。
・料金:月額1102円(税込み、クレジット決済)
・3メーカーまでの動画や静止画が見放題。
 (1メーカー追加料金は同367円)。

と、いうことですが...

パケ代は、定額サービスを使うとして、利用明細に「AV鑑賞サービス」と出てくることはないとしても、月額1000円以上の項目があったら、奥さんに怪しまれるのは間違いないと思います。

この辺のケアまでカバーする企画が出来れば、完璧だと思いますがご検討いかがでしょう?>JCMNさま


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