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2004/09/06

肖像画の人物の向きでわかること

昔の日本の肖像画(似絵)に描かれた人物の向きで、絵師が本人を前にして描いたのか、伝聞で描いたのかがわかるらしい。

「モナ・リザは高脂血症だった―肖像画29枚のカルテ」
篠田 達明 (著)

この本によると、一般に

・描かれた人物が右向きの場合は、本人を前にして描いた作品

・左向きの場合は、絵師が後に家族や関係者に聞いて、想像しながら描いた作品

だとか。
全ての肖像画に当てはまる訳ではないが、わが国の絵師の間では、そのような不文律があったそうです。

yoritomo.jpg
となると、有名な似絵である、この源頼朝像では、頼朝はを向いているので、藤原隆信は、今でいう警察の手配用の似顔絵と同じようにヒアリングの結果、描いたのでしょう。

同じく藤原隆信の作品、平重盛像では、重盛はを向いています。
shigemori.gif
ということは、本人を前に活写したことになります。

ちなみに戦国時代になると武将は自分の肖像画を競って描かせたそうです。

obunaga.png
織田信長

hideyoshi.jpg
豊臣秀吉

ieyasu.jpg
徳川家康

確かに、織田信長像、豊臣秀吉像、徳川家康像も人物は右を向いていますね。

こうした知識が一つ加わるだけで、肖像画の鑑賞も楽しくなります。
歴史を学ぶことは本当に面白いものですよ。


モナ・リザは高脂血症だった―肖像画29枚のカルテ (新潮新書)
篠田 達明
新潮社
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おすすめ度の平均: 4.0
5 アイディアがユニーク
5 これは面白い
4 画家の目
5 モナリザは高脂血症だった
3 アレキサンダーの記述は要訂正

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