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2004/10/05

最近、子供向けに大人の心がこもった本や番組が減ったと思いませんか?

少し前にこんな新聞記事を読んだ。

国語教科書の最大手、光村図書がかつて国語教科書に掲載されていた
名作を収録した本を出版した。

今、それが小学生の親世代に人気なんだそうである。

自分も長男の教科書を読んだことがあるが、幾度も繰り返された新指導要領
の「改訂」のせいか非常に貧相な印象を感じる。

紙数の制限もあるのだろうが、読みごたえのある作品は、大幅に数が減って
しまい、低学年ではほとんどない。

小学生時代は、何とも思わなかったが、今、思うと小学校の国語の教科書から
受けた影響はかなりあるように感じる。

教科書の作品を通じて学んだことも多いし、それをきっかけに他の作品に親しん
だり。

実は、自分も当時の作品を子供に読ませたいと思ったクチである。
ふと思い立ち、書店を探すもなかなか見つからない。
「子ども向け」の本であるはずなのに、児童書のコーナーにないのである。

最近の少子化の影響のせいか、児童書コーナー自体が縮小されている。
当然、出版社も発行点数も減らすし、部数も出さない。

自分の子供の頃の絵本が版を重ねて、当時のままの装丁で書店の書架
に並ぶのを見ると、うれしい反面、それに続く作品がないのが悲しい。

アニメや特撮のキャラクターを冠した本で数はあるも、内容的には疑問が
残るものが多い。

「子供にはこの程度で~」

といった空気をまとったものも少なくない。

大人が未来を託す子供たちに

「こうあってほしい」
「このように育ってほしい」

という真心のこもった本が本当に少なくなった。

これは、本だけに限らずテレビ番組も同じである。

おもちゃやゲームを売らんがための商業主義が鼻につくものばかりだ。
もちろん、昔もそうだったかも知れないが、少なくとも当時の制作者の
伝えたかったテーマがあった。

だからこそ、ウルトラマンにしろ、仮面ライダーにしても、キャラクター
デザインの見事さがあるとしても、世代を超えて30年以上も愛されて
いるのは、そういう理由ではないだろうか?

今、本当に子供向けに「中身のある」作品を作っているのは、NHKと
ベネッセのみである。
この2社は、表からは見えないが、そのひとつひとつにかなりの推敲を
重ねている。

ベネッセなどは、「しまじろう」のパペットが着ている服の配色にも考え
に考えぬかれた結果が反映されている。

ゼロではないとしても、子供向けに大人が哲学を持って作品を提供し
ようとするところや人が減ったのは何ともやりきれなく感じる。

一人の子の親になって以来、日々その想いは一層深まるばかりである。

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