AV女優とレースクィーンをわけるものは?
以前、あるAV会社のプロデューサーと話をする機会があった。
新作の話や、AV業界でのトレンドについての話をしていた時のことである。
(新作のジャケット写真を見ながら)私がふと、
「このジャケット見ると、絶対AVに出てくるような娘じゃないですよね。
アイドルになってもおかしくないですよね?」
「確かにそのままレースクォーンやグラビア系アイドルになってもおかしくない娘が多いですよ。」
「そうですよね。」
では、その差がどこから来るのか、この業界については私は素人であるので、プロの話をぜひ聞いてみたいものだ。
「Aさん、このAVとレースクィーンやグラビアに別れる一番大きな違いって何ですか?」
と聞く私にAさんは、考えることもなく、こう話し始めた。
「Cyroさん、AV女優とレースクィーンだと、その世界に入る時の意識が全然違うんですよ。
素材はそんなに変わりませんよ。」
予想していなかった答えだ。
私は、
・レースクィーン→AV
・レースクィーンになれない→AV
と、AVは「格下」と考えていたが、どうもそうではないらしい。
でも、念のため、
「でも、Aさん。
アイドルやレースクィーンになれないから、AVに来るのではないんですか?」
「それもありますよ。
でも、一番大きな違いは、意識の差です。
AVの場合は、まずカネです。
いろんな事情はありますが、おカネがきっかけになっていることが多いですね。
レースクィーンの場合は、『今はレースクィーンをやっているけど、それは次へのステップアップとしてやっているだけ』という娘が多いですね。
だから、すごく上昇志向の強い娘が集まってますよ。
それだけにAVの時と同じ感覚で、彼女たちに接するとエラい目に遭います。」
と苦笑いをしながら答えてくれた。
つまり、
・AV=おカネのための仕事。
・レースクィーン=次へのステップのための仕事。
と明確に意識が別れているということになる。
この話を聞いて以来、私はレースクィーンを見る目が変わった。
彼女たちは、本当の夢を持っていて、それに向かっている人たちだと。
全てのレースクィーンが、そうであるとは限らないだろう。
しかし、決して多くはないギャラで、あそこまで頑張る姿を見ると、うなずける気が
あするのである。
そういう話を聞くと、俄然応援してみたくなる。
その上昇志向の強い娘たちをメジャーにするために、インターネットを使ったプロジェクトをやってみたら、面白いことが出来そうである。
実は、Aさんとの話の直後、既に動いてみた。
話すと長くなるので、この話は改めてしたいと思う。
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