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2004/10/19

韓国ドラマの法則

「ブームは、年内まで」とも言われるが、まだまだ
元気な韓国ドラマ。

スカパーで韓国ドラマを見始めて、約4年。
当時は、在日韓国人か一部のマニアしか知らなかったことを思うと
隔世の思いである。

映画もレンタルビデオ店に行っても、

「コリアンアダルト」

みたいなエッチなVシネみたいなものしか無かったし。

今回は、私がこれまで数多くの韓国ドラマを見てきた中で、発見した「法則」をご紹介
したいと思う。

では、さっそくご紹介しよう。

《韓国ドラマの法則》

・出生の秘密がある。(義理の兄弟など)
「冬のソナタ」など多数。

・金持vs貧乏の構図が基本。
「バリでの出来事」「サンシャイン オブ ラブ」「10億をつくるミスキム」
「テリョ」「グッキ」

・主人公は貧乏、しかし頭は良い。
「グッキ」「サンシャイン オブ ラブ」

・孤児だったり、身寄りがいない。
「バリでの出来事」「サンシャイン オブ ラブ」「テリョ」


当てはまるケースばかりなので、以降、タイトルの例示は割愛する。

・美人で金持ちな恋のライバル

・三角関係や四角関係など複雑な人間関係

・相手男性は(財閥などの)御曹司

・偶然に再会する。

・登場人物が亡くなる。

・交通事故

・記憶喪失

・海外留学、海外勤務、移住
移住、移民というのは、韓国独自のシチュエーションかも知れない。

・完治しないような難病にかかる人がやたらと多い。
 ※特に白血病。
 ドラマのメインキャストの罹患率が異常に高い。
 「秋の童話」「美しき日々」「秘密」など。
 原発の近くにでも住んでいるのだろうか?
 もしかすると劣化ウランの被害が出ているイラク並みかも知れない。

・嫉妬心の塊のような性格が悪い女(しかも頭が悪いことも多い)。
 しかし、最終回までには悔い改め、最後は「いい人」になる。

・坂のシーンが多い。

・飲酒シーンが多い。
老若男女問わず屋台で安い1本3,000ウォン(約300円、
スーパーで買えば100円もしない。)の焼酎をあおる。
トレンディドラマ(死語?)でも、今風な男女が屋台で焼酎を
飲むシーンが出てくる。

・幼い頃のエピソード→数年後、成人編へ

・婚約パーティ。(約婚式)
日本でいうとシンプルな結婚披露宴くらいの豪華さ。

・親との葛藤。

・目が見えなくなる。

・音楽でもなければ、効果音でもない「個性的な」携帯の着信音。

・男も女も泣きまくる。
公衆の面前にもかかわらず、子供のように泣きじゃくる。

・海岸で手をつなぐシーンがよく使われる。

・いじめの内容はかなり陰湿である。
 日本でやったら犯罪になるようなことが多いような気がする。

・男はドラマ後半まで優柔不断である。最終回の直前まで悪い女に騙され続ける。

・男は、ストーカー並みにしつこいが、相手が自分の方を向くと突然
優柔不断になる。

・日本で同じことをやったら、登場人物の男のほとんどはストーカー規制法
で逮捕されるだろう。

・最終回でのどんでん返し。

・サントラにピアノ曲が多い。


人気の「冬のソナタ」にも当てはまるパターンが多かったと思うが、前にも書いたが、
あのドラマは

これは、ユン・ソクホ監督も折に触れ、インタビューなどで述べている通りである。

普通の韓国ドラマと比較して、一番大きな違いは、

ドラマの内容から、極力、韓国的なものを薄めて、生活感を希薄にした作品である。

と、いうことである。

だから、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウが屋台で360ml入りの25度の安い焼酎をストレート
でガンガン飲んで、テーブルの上を空きビンで一杯にするシーンもないし、お節介な太った
アジュマ(おばさん)やちょっとトボけたアジュシ(おじさん)も出てこない。

舞台となる場所も都会で生活感の薄いところ。春川(実際のロケ地はソウル)の高校だって
韓国(日本でも)では、珍しい建物である。

さらに、街中の風景の中にハングル文字もあまり出てこない。

これだけ特殊なのに、韓国ドラマのヒットの理由を

「宝塚的なものがウケた」

と評する人がいるが、間違いなく、こんな人は、まともに見てなんかいない。

「冬ソナ」だけで、全ての韓国ドラマを語っているか、あるいは、全く見ていない
で誰かの受け売りでしゃべっているかのどちらかである。

何がウケたかどうかをきちんと分析していない証拠は、インターネットで流れて
いる韓国ドラマを見れば、すぐにわかる。

日本で知名度のある俳優や女優で選んでいるか、ヒット作の監督で選んでい
るか、韓国での視聴率で選んでいるだけである。

ある意味正しいが、ある意味大きく間違っている。
プロの番組バイヤーなら絶対にしないような過ちである。

ペ・ヨンジュン主演だからといって、1995年の古い作品を買い付けてくること
ほど愚かしいことはない。

結局は「自分の目」で選んでいない。

「冬ソナ」だって、韓国では最高視聴率は25%を超えたくらいで、30%には届か
ず、ペ・ヨンジュンだって、(映画俳優に比べれば)格落ちのテレビ俳優である。

ヒットする前だったら、間違いなく、どの民放も絶対に買わない作品である。

「ユン・ソクホ監督に惚れて」これを最初に買った方の目利きは、さすがであると思う。

もし韓国ドラマを買い付けようとする方がいたら、ヒントを差し上げよう。

・1998年以降の作品にすること。
 1998年を境にして、韓国ドラマのクォリティと作風は大きく変わる。
 これは、1997年に韓国がIMF(国際通貨基金)の管理下に置かれた後に
 金大中大統領が「知識基盤国家の建設」を打ち出し、ITの
 普及とコンテンツ産業育成政策を採ったことに起因する。

・韓国での視聴率は当てにならない。
 日韓両国の文化的な違いで、ウケるポイントが違うからである。
 濃厚な家族愛をうたった作品にそのズレが大きいと思う。

・出来るだけ普遍的なテーマを扱ったものにすること。
 これは2番目と重複する。
 韓国的な人情や文化的な背景を色濃く扱ったものは、日本では一部のマニア
 しかウケない。


 では、「年内いっぱい」と言われる韓国ドラマブーム。
 これが、

 「この先、どうなるか?」

 と聞かれたら、私は、こう答えるだろう。

 「今のようなブームは去るが、一つのジャンルとして間違いなく残る。
 一度、『売れる』とわかったら、韓国の映像制作会社は、もっと稼ごうとおカネと
力を入れて来る。
 徹底的にマーケティングをして、日本人の感覚に合うものを作ってくることもある
だろう。
 そして、その時は、今よりもさらに強力な作品になると考える。」

ご参考になれば幸いである。

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コメント

もうご存知かもしれませんが、

韓国ドラマ(ユンソクホ監督)についての考察など
いろいろ載ってるサイトです。

ご参考までに・・

http://p57.aaacafe.ne.jp/~pakuri/

投稿: nanasi | 2004/10/20 17:25

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