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2004/10/23

片チチ 60万円!

この記事には、「世の中」を知らない男性の夢を壊す内容が含まれています。

あなたは、

・アイドルを卒業した。

・3人以上の女性と付き合ったことがある。

・「A型とB型では、性格が合わない」などといった理不尽な理由でフラれたことがある。

・私は男性である。

上記いずれかの質問に当てはまるものがありますか?

【はい】→そのままお進みください。

【いいえ】→またいつかお会いしましょう。

...なんて、ふざけた書き出しで申し訳ございません。

さて、話を始めます。

以前、(このブログの記事で前にも登場した)インディーズ系AV会社の役員Bさんと話していたときのこと。

私が、

「今、一番売れてるものってなんですか?」

と聞くと、

「この娘の作品ですかね」

とパッケージ写真を出すBさん。

「DVDのジャケットの表を見ただけだったら、アイドルのイメージビデオみたいですね。」

「そうだね。本物を見てもアイドル並みだよ。
しかもすごいナイスバディだしね。
ウチだけでなくて、他社の作品にも出てるけど、ロリ顔とスタイルの良さのアンバランスがウケて、どこもセールスがいいみたいだよ。」

対象物の持つイメージと実体の差、あるいは、組み合わせた2者の乖離が大きければ大
きいほど、ニュースバリューとして高い。

「AIDMAの法則」で言えば、AからIまで進めることが出来る。

※「AIDMAの法則」

AIDMA(アイドマ)の法則とは、アメリカのローランド・ホールが提唱した「消費行動」の仮説。
人間の消費行動は、

Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)

の順で行われるとし、その頭文字を取ったもの。

「Bさん、アイドルみたいな娘でしかもスタイルのいい娘って、そうザラにいる訳じゃないですよね?
結構、探すのが大変じゃありませんか?
どうやって探しているのかに非常に興味があるんですが...」

と、聞くと、

「スカウトやダクション(プロダクション)からというのが多いね。
Cyroさん、別に両方の条件を満たした娘を探す必要はないんですよ。
どっちかの条件が合えばいいんですから。」

どういうことだろう?どっちか一方の条件だけで?

「Bさん、それは、どういう意味ですか?」

Bさんは、軽く笑いながら、

「作品のイメージに合う娘を探してくればいいんです。
スタイル重視なら、スタイルのいい娘を。
ルックス重視なら、ルックスのいい娘をね。

で、あとは『直しちゃえばいい』んですよ!」

「『直す』って、どういうことです?
それって、整形するってことですか?」

と、Bさんに畳みかけるように問いかける。

そんな私をよそにBさんは、

「そういうことです。
顔を直すとお金がかかりますから、ウチらの業界では、あまりやらないけど、芸能界
だとあるよね。
こっちの業界だとルックスで探して、あとは豊胸手術を受けさせることの方が多いね。」

と穏やかに答える。

「そこまでやるんですか...
でも、結構お金かかりますよね?」

「片チチで60万。両方だから120万だね。」

片方で60万、両方で120万...

そういうものなのか...
また、いいことを教えてもらった。

「でも、それで採算取れるんですか?」

と素直に疑問をぶつけてみる。

「もちろん!
それだけで、商品価値が格段に上がるからね。
加工なしでマニアックなジャンルに採用という手もあるけど、マーケットを考えると、
一般ウケする『ルックス+スタイル』で売った方が儲かるからね。」

さらに、

「最近では、自分の商品価値を上げるために、自分で豊胸手術を受ける娘もいるよ。」

ということも教えてくれた。

なかなかこの世界、奥深いものがあります。

華やかな芸能界といえ、所詮はビジネス。
いかに利益を極大化するかで動いていることに違いはない。
当然、プロダクションが、商品である所属タレントや女優の商品価値を上げるために「加工」しても不思議ではない。

そこに夢や憧れを求める消費者を考えると罪なことではあるが。

さて、話をAV業界に戻す。

出演女優が「1年でベテラン」と言われる業界ゆえ、非常に動きが早い。
ある意味、IT業界以上にドッグイヤーで進んでいるかも知れない。
常に新しいものを投入しないと消費者に飽きられてしまうので、彼らの努力はハンパじゃ
ない。

AV会社に行くと、隣の打ち合わせコーナーで、企画を巡って熱い議論を戦わせている姿
や真剣な面持ちでプロモーションの検討したいる姿をよく見かける。

一般人が、この業界に感じるイメージと全く正反対の光景である。

特に消費者のニーズがダイレクトかつストレートに反映される商品である。
ビジネス書や企業研修では、お固い事例を引用しながら、

「変化に対応出来ない企業は生き残れない」

なんてことを勉強させられるが、そんなものよりもよほど身近でわかりやすい。

彼らは、日々それと闘いながら、新商品を開発し、売り続けている。

ホントに時間があれば「AV業界に学ぶマーケティング」みたいなものを書いてみたい
ものである。

ヤクザに学ぶ交渉術

山平 重樹氏の「ヤクザに学ぶ~」シリーズに代表されるように、最近では「銀座のママが教える~」とか「人生で大切なことは~で教わった」みたいな、出されている結論はビジネス書やマーケティング本と同じだが、身近なことや逆に全く縁遠い世界の視点から切り口を変えて分析しているものが売れてるから案外イケるかも知れない(笑)。


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