今日のキーワード 「コンシェルジェ」
コンシェルジェ(コンシェルジュ)[Concierge]
《普通の辞典》
(1)元々はフランス語で「門番」「番人」の意。転じて「案内人」
に。
(2)一流ホテルのフロント周りにいて、宿泊客に様々な世話をする
人。
宿泊客のための物知りで便利な相談係。
宿泊することの以上の満足を顧客に提供する人。
(3)チケットの予約、旅行や娯楽のアレンジ、旅行者の情報収集
など宿泊客のどんなご要望にも応えるべく、全力を尽くして解決
することが求められるため、幅広い知識と人脈、経験が求められ
る。
(4)最近は、ホテルやデパート、マンション、IT企業などの民間企
業から役所などでも見かける。
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《悪魔の辞典》
(1)次の事業戦略の具体策を打ち出せない組織に大人気のキーワード。
「中期事業計画」「長期事業計画」にこの言葉を見つけたら要注意。
「がんばります」と同じ程度の意味でしかない。
(2)誰も本当のコンシェルジェのサービスを受けたことがないので、
わからないのが実態である。
(3)「わが社はお客様のコンシェルジェです」というアピールをする
組織ほど、本当のコンシェルジェのサービスから乖離している。
声の大きさとサービスの質は反比例する。
(4)同様にコンシェルジェ本来の意味から遠い企業ほど、この言葉の
採用時期が遅い。
民間企業でのブームは鎮静化。今は自治体で大ブームである。
逆に言うと、今になって、この言葉がキーワードとして採用して
いる民間企業は、相当にヤバいといえる。
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