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2004/10/04

徳川19代「将軍」は今?

いつもの休日のように本屋めぐりをしていたら、こんな本を見つけた。

ドル暴落から、世界不況が始まる
リチャード・ダンカン 徳川 家広
日本経済新聞社 (2004/08/26)
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おすすめ度の平均: 5
5 ドル危機を理論的に解説

この本の訳者、徳川家広氏は、徳川将軍家18代当主 徳川恒孝氏の嫡男

世が世であれば、将軍家のお世継ぎ、ゆくゆくは19代「将軍」となられる方である。

徳川家広氏のプロフィールをご紹介すると、このようなものである。
(出典は、こちらです。)

徳川家広[トクガワイエヒロ]
1965年東京生まれ。慶応大学経済学部卒業後、米ミシガン大学で経済学修士号取得。
国際連合食糧農業機関(FAO)のローマ本部、ベトナム(ハノイ)支部で勤務した後、
米コロンビア大学で政治学(国際関係論)修士号取得。帰国後はフリーの翻訳業。

世界を股にかけてご活躍されているようですね。
いずれは、その経験を活かして、どこかの大学の教授か、財団に行かれるのでしょうか?

この家広氏、慶応大学進学前に、

「学問とは違う分野での専門家の話を聞きたい」

と、あの白洲次郎氏に教えを乞うたといいますから、なかなか骨のある方かも知れません。

たぶん、お飾りの理事などに収まる方ではないのではないかと、勝手に想像してます。

だって、あの白洲次郎氏の「弟子」ですから。

ちなみに白洲次郎氏とは、こんな人。

180cmを超す当時の日本人としては珍しい長身とダンディなルックス。
17歳でケンブリッジ大学クレア・カレッジに留学。

1928年、家業の倒産で帰国する26歳までイギリスで過ごす。
大の車好きで、ブガッティとベントレーを乗り回しつつ、イギリス仕込みの英語(Queen's English)、社交術、ファッションセンスを身につける。

戦後、吉田茂の懐刀として、GHQとの折衝、日本国憲法の成立にも深く関わり、サンフランシスコ講和条約締結にあたっては、吉田茂の特使、全権団の顧問として活躍。

白洲次郎
(サンフランシスコ講和条約に関わっていた頃の次郎。50年以上前の49歳でこの着こなし!)

占領下にありながらもスジを通す次郎の姿勢は、GHQをして、「従順ならざる唯一の日本人」と評された。

その一端を伺える有名なエピソードとして、このようなものがある。

ある日、GHQ高官に

「君の英語は、なかなか上手なものだね。」

と次郎のイギリス仕込みのQueen's Englishをほめられた。
すると、返す刀で、

「あなたの英語も、もう少し勉強なされば、一流になれますよ。」

とやり込めたという。

戦後は、東北電力の会長にもなるが、ダムの建設現場に、ランドローバーを自ら運転して視察にやってくる型破りな人でした。

shisatsu.jpg
(こんな感じで)

83歳で亡くなるのですが、80過ぎても愛車ポルシェ911を乗り回し、その車好きは、終生変わりませんでした。

jiro911.jpg
(最晩年の白洲次郎と愛車ポルシェ911)

そして、最後に残した言葉は、

「右利きです。夜は左...」

注射のために利き腕を聞いた看護婦に、そう答えたとか。

(ネタみたいですが、彼の記念館である「旧白洲邸 武相荘」のサイトにちゃんと書いてある「公式な」エピソードです。) 

最後までダンディを貫き通した人生でした。

存命であれば、間違いなく雑誌「LEON」が真っ先に連載の依頼をお願いするような骨のある
ダンディなオヤジでした。

こういう人の影響を受ければ、徳川家広氏も「ただの人」ではないと思います。

さて、徳川家広氏のその他の翻訳を見てみると、

戦争で儲ける人たち―ブッシュを支えるカーライル・グループ
ダン ブリオディ Dan Briody 徳川 家広
幻冬舎 (2004/01)
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4 成功物語、または他山の石

とか、

新上海
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パメラ ヤツコ Pamela Yatsko 徳川 家広
集英社インターナショナル (2003/04)
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というものを見つけました。

傾向を見ると、ブッシュ政権とは、反対の立場にある人の作品であるように思えます。

もっとも、3冊で結論を出すのは、乱暴かも知れませんが。

今後の19代さまの動向に注目しております。

ヒトラー・マネー
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ローレンス・マルキン(著) 徳川家広(翻訳)
講談社
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5 真実は小説よりも〜
4 全体像がつかめればいう事なし!
5 『大脱走』とか『007』が好きな、戦争映画、スパイ映画好きの人にオススメ
3 おもしろいが食いたらない
5 ドイツ情報部の数少ない成功した作戦

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