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2004/11/12

自己啓発本の三笠書房と官能小説のフランス書院は同じ会社だった

ご存じの方も多いと思いますが、自己啓発・教養本の出版社三笠書房と、官能小説の総本山のフランス書院は(事実上)同じ会社である。

ホームページにある三笠書房の企業情報を見ると、

名 称:株式会社 三笠書房
創 業:昭和8年11月
代表者:代表取締役 押鐘冨士雄
資本金:3000万円
従業員数:56名
事業内容:書籍出版業、著作物関連事業など
売上高:約65億円(連結ベース)
取引銀行:みずほ銀行
本 社:東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル
電 話:03-3814-1161(代)
 

一方、フランス書院だが、公式サイトを見ても会社情報はない。

サイトを探して、ようやく「第3回フランス書院文庫官能大賞のお知らせ」に会社の住所を発見した。

〒112-0004 東京都文京区後楽1-4-14
株式会社フランス書院

つい、寄り道をしてしまったりして、思いのほか時間がかかってしまったが、確かに同じ住所である。

両者の違いを直感的に感じていただくために、少し調べてみた。

amazon「フランス書院」を検索し、売れてる順に並べると、

飼育 蔵の中の美姉妹

僕と最高のお姉さん―六つの贈りもの

痴漢集団「狼」

みんな文庫です。

いや~、すごいタイトルですね。
しかも、帯のキャッチコピーもなかなかのものです。

同様に「三笠書房」の文庫「知的生き方文庫」で検索して、売れてる順に並べると、

斎藤一人 人生が全部うまくいく話

マーフィー100の成功法則

ベストフレンドベストカップル

こうして並べると、ものすごいコントラストですね。

「前向きに生きなきゃダメなんだ!」

とか、

「成功するためには、君はこういうふうにしないといけないよ。」

なんて、熱く、熱心に語っていた、ふだんマジメな学校の先生が、実はエロエロだった。

しかもそのエロたるや、普段話していた教養にも匹敵するくらい広くて、すごくディープな世界だったりする...みたいな感じです。

「サザエさん」の声優ネタを提供してくれた友人(小説家・ゲーム評論家・元某大学助教授)の話では、三笠書房が景気が悪くなった時に、ジャンル多角化の一環として、作られたのが、フランス書房なのだそうです。

ただ、いくら何でも「自己啓発や教養本の三笠書房の名で出すのはマズい」との判断もあり、子会社となったとのこと。

書店の棚を見ると、順調に新刊が出版されているようなので、この戦略は成功だったようですね。

《備考》

ちなみのフランス書院のサイトの運営は、AV業界の盟主「KUKI」さん(正確には、アルケミアさん)が運営しています。

KUKIさんは、その先進的な取り組みと高い技術力が業界内で高く評価され、同業他社の
コンテンツの運用も任されています。

同業他社を圧倒する技術もさることながら、ライバルも取り込む懐の広さは立派です。


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