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2004/11/14

「待ちのビジネス」から「提案型ビジネス」へ ~インフォプラント社に学ぶ~

楽天のプロ野球参入決定直後11月11日には、

「楽天イーグルスを応援する」東北在住者は半数に満たず

「体育の日」の直前の10月8日には、

スポーツマーケティング基礎調査 スポーツ参加市場規模は約3.5兆円

ドコモのお財布携帯リリースに合わせて、8月25日には、

「FeliCa搭載ケータイ」に関する調査 ドコモ「おサイフケータイ」に30.5%が関心あり

といった具合に、相変わらずインフォプラントは、タイムリーな調査をする。

よくマスコミで時事ネタに関連して、

「調査によると~であることがわかった」

という報道がされるときには、ほぼ同社がからんでいる

当初は、

「会員登録して広告メールを受け取ったり、アンケートに答えると、ポイントが
もらえる。
ためたポイントを図書券や商品と交換できる。」

といった、ごくふつうのオプトインメール(受け取る人の同意を得て配信するメール)の
配信会社であった。

日本におけるオプトインメール配信サービスの草分けは、富士通系の「iMi(いみ)ネット」であった。

その後、多くのサービスが立ち上がったが、今やインフォプラントは、大企業をバックと
する「iMiネット」をもしのぎ、そのステイタスを確立したとみている。

このインフォプラントは、元々は、報道ドキュメンタリー番組制作会社であり、機材の
レンタル
などもしていた会社である。

その出自もあるのだろう、テレビ番組制作現場とのつながりを活かして、伸びてきた

最初は、他のオプトインメール配信会社と同様に、放送局や番組制作会社や一般企業
といったクライアントの依頼に基づいて、調査を行ってきた。

今でもホームページを見ると、

● 取材に協力してくれるヒトを探している!
● 昨日の事件に関する視聴者の意見を集めたい!
● 新しい企画用の情報ネタを集めたい!
● アンケートを元にした新しい企画を考えている!
● 視聴者参加型番組を企画したい!

...といったニーズにお応えします、みたいなサービスを行っていることがわかる。

しかし、最近は、自分でマスコミや一般企業が関心を持ちそうなデータを先回りして
集めて分析し、その結果を販売することを行っている。

その「勝利の方程式」とは、次のようなものである。

1.マスコミに時事ネタなどに関する調査結果を流す。
        ↓
2.テレビや新聞、雑誌にニュースとして報道される。
        ↓
3.報道された調査結果に興味を持った企業などが、インフォプラントに
  アクセスして、より詳しい調査結果を買ったり、追加調査を依頼。

つまり、マスコミを使って報道という形で「試供品」を無料でバラまき、タダで宣伝しても
らって、自社とビジネスの認知度向上と拡販に役立てているのである。

同じ効果を宣伝費に置き換えると、とてつもなく莫大な金額である。

ネットバブルなどもあり、オプトインメール市場が、右肩上がりで伸びていた時代に、他に
先んじて、「頼まれたことをやる」という「問題解決型ビジネス」から、
「(お客は)このようなことを知りたいのではないか?」という、「提案型ビジネス」
ビジネスモデルを変えたことで、インフォプラントは、ブレイクしたと私は見ている。

資金力や知名度で劣るベンチャー企業のお手本のようなケースである。

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