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2004/11/06

自衛隊の特殊部隊「クリーンベレー」

陸上自衛隊にいる友人から聞いた話である。

自衛隊には、外部には公表されていない特殊な部隊が
存在するという。

表があれば裏もあるのが世の中である。
世界に目を移してみても、各国の軍隊には、極秘任務を
持つ部隊がある。

今年の夏に公開された映画「シルミド」で話題となった
シルミド部隊もその一例である。

我が国でも日露戦争の時の明石機関などもあった。

だから、自衛隊にそのような組織があっても、おかしくは
ない。

しかし、いくら友人とは言え、そのような話を一民間人で
ある自分にしてもいいものだろうか?

その特殊部隊は、西日本の某駐屯地にある。

正しい部隊名は別にあるが、自衛官の間では、

「クリーンベレー」

と呼ばれているらしい。

「グリーンベレー」ではなく、「クリーンベレー」である。

「グリーンベレー」が、対テロ作戦や人質救出作戦、あるい
は対ゲリラ戦などの極秘任務を行うアメリカ陸軍特殊部隊
であるから、「クリーンベレー」もそういった存在なのかも知れ
ない。

友人に、

「『クリーンベレー』も『グリーンベレー』みたいな特殊部隊
なのか?」

と聞くと、

「ある意味特殊部隊だな。」

と言う。

「どんな任務なんだ?」

と声をひそめて問うと、


「掃除だよ。」

掃除?スイーパー(Sweeper)?
海上自衛隊なら掃海艇だろうが、陸上自衛隊で「掃除」と
いうと、地雷処理?

それとももっと「別な意味」が?

さらに声のトーンを落として聞く。

「それってヤバい話?別に何か意味があるのか?」

友人は、アッケラカンと、

「いや、ぜんぜん」

「どういうこと?」

「だから、そのまんまの意味だよ。掃除。お掃除だよ。
ホウキとチリトリ持ってやるやつよ。
俺らが中学の時にもやっただろ。アレだよ。」

「ハァ?何だよ、そりゃ?」


今は、自衛隊に入るのは大変だが、昔は、繁華街を歩くと客引き
か自衛官勧誘かという時代があった。

ともかく数を揃えないと、大蔵省(当時)から予算を削られるという
理由もあったらしい。

で、当然、そうやってかき集めた隊員だから、かなり色々問題の
あることが発生する。

文字が書けないとか、読めないという者もいたらしい。

そうした隊員は、他の者と同様の任務に就くには問題があり、別
メニューでの訓練や任務が必要となる。

これらの隊員の任務が、駐屯地内の掃除などであり、一般の隊員
をして、「グリーンベレー」をもじって「クリーンベレー」と言わしめて
いるとのこと。

この事実をどう考えるか?

ただの「笑い話」としてしまうのは簡単である。

でも、こうした人たちは、自衛隊に入っていなかったら、社会活動に
適応するのが難しかったはずである。

いくら隊員不足という事情があったとはいえ、放り出さずにきちんと
教育して一人前の隊員にしようとする自衛隊の姿勢は評価したい。

自衛隊の中で教育を受けることで、「クリーンベレー」の人々のその
後の人生は、確実にいい方向に変わったはずである。

もっとも、今は昔と違って「戦場」に送られる時代である。
当時のような平時の自衛隊なら、「クリーンベレー」のような存在も
許されたかも知れないが、今はそのような余裕はないのではないか。

その点について、つい聞きそびれたので、次の機会にでも友人に
「クリーンベレー」の今について尋ねてみようと思う。

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