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2004/12/15

人を動かすのは「利」だけなのか?

「プロジェクトを成功させるためにはどうしたらいいか?」

という質問を親分にした。

親分は、若い人以上に、柔軟かつアグレッシブで、情に篤い
男である。

社内外を問わず、多くの若い子分たちが、その人望を慕って
集まってくる。

(「師匠」に「親分」といい、自分には尊敬できる人生の師に
本当に恵まれている。)

親分曰く、


・自部門だけでなく関係各部門を巻き込むこと

・情報と喜びの共有

・ビジネスの方向性、大局観

・優秀なメンバーを組織化そしてモチベートすること

・高い志とあくなき執念そしてプロジェクトへの思い入れ


ということであった。

この五箇条を全てクリアすると、晴れて親分から「免許皆伝」
となる。

(これで、めでたく「暖簾分け」となり、自分の「組」を名乗れる
らしい。)

五箇条をみていると、昔の(といってもそんな昔ではあり
ませんが)日本の会社には、そこここに見られたはずなのに、
今、こうやって読むとすごく懐かしく遠い世界のように思え
ることに寂しさを感じます。

 「人は『利』で動く」

このことにフォーカスして、会社のパフォーマンスを上げ
ようとすることが、「成果主義」の一面であり、それが変な
形で作用したのが、ここ10年の富士通をはじめとする企業
の失敗であると感じます。

 確かに人は利で動きます。

一度、利で動いた人をさらに動かすには、次はさらに多く利
で釣らないと動きません。

麻薬といっしょです。

昔から偉大な宗教者や哲人たちが分析したように、人間の欲
に限りがないことを考えれば、仕方がないと思います。
 
でも、人は利で動く反面、「感動で動く」生き物でもあると
思うのです。

感動で動いた人は、さらなる感動を求めて自発的に動きます。

感動の共有は、いっしょに働いた仲間との連帯も強くしますし、
その「熱病」は本人以外へも次々に広がっていきます。

それが、かつての日本企業の姿ではなかったのではないでしょ
うか。

「すべては感動から始まる。
感動したら、無条件に取り組むべきだ。」

 
これは、元富士通専務 池田 敏雄さんの有名なフレーズです。

NHK「プロジェクトX」にも「日本のコンピューターを作っ
た男」
として、取り上げられたので、ご存じの方も多いと思い
ます。

この言葉が、最近「成果主義の失敗作」みたいに叩かれる富士通
「御神体」とも言える人の口から発した言葉であるのは、何とも
皮肉なものです。

私は、この言葉に全てが集約されているような気がするのです。

ひとつの感動が、ひとりを動かし、

そのひとりから、またひとり、ふたりと感動が伝搬し...

そう思うのです。

楽観的でしょうか?

でも、こういう感動を人生の中でたくさんしたいし、与えてみたい
と思って生きてます。


長くなりましてすみません。

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