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2004/12/13

美談?迷惑?「19歳の少女に一目惚れ、74歳の男がプロポーズ」

読売新聞の報道の報道によると、

熊本県警荒尾署は12月8日、女子高生(18)をつけ
回すなどしたとして、70歳の男ストーカー規制法違
の疑いで逮捕したそうである。

男は、

「(その女子高生のことを)好きだった」

と容疑を認めているらしい。

調べによると、男性は今年4月に犬の散歩中にその女子
高生を見かけ、一目惚れ。

11月中旬から自転車で通学する彼女を数回にわたって
自転車でつけ回したり、待ち伏せて、

「付き合ってくれ!」

と声をかけたそうである。

女子高生から相談を受けた警察が、11月末に男性に警告
し、ストーカー行為をしないという誓約書も提出させたが、
その後も通学路で待ち伏せしたことで御用となったという。


この話を聞いて、

「身の程を知らぬ色ボケじいさんが...」

と思う人もいるかも知れない。

そうかも知れない。
最近、変な人が多いから。

でも、もし、このじいさんの気持ちが本気だったら、笑える
のだろうか?

「事実」しか書かない新聞記事からは、真相は判然としない。


実は、過去によく似た有名なエピソードがあった。

こちらは、熊本のケースとは異なり、

「経歴にも年齢にも一切束縛されることなく、
まったく心の赴くままに行動した。」

「柔軟さと率直さ」

「いつまでも老いないハート」

とされているのである。

今回の「事件」が、

70歳 と 18歳。

そして、もう一つの事例は、

74歳 と 19歳。

年齢差から言えば、熊本のケースを超える。
何ともすごいスーパーじいさんである。

さて、スーパーじいさんとは、ゲーテである。

ゲーテとは、「ファウスト」「若きヴェルテルの悩み」など
国語の教科書にも出てくるドイツの文豪である。

ゲーテ読本

その人物を評する言葉を探すと、

・史上最高の劇詩「ファウスト」の作者

・並ぶ者なき偉大な文豪

・ヨーロッパ最高の賢人

・ワイマール公国の枢密顧問官

どこかの国の「将軍様」のような感じである。

このゲーテが、74歳の時に、ウルリーケ・フォン
・レヴェツォウ
という19歳の少女に恋をした。

この少し前にゲーテは、大病を患い、療養しているころに出会
ったらしい。

一瞬、あの時代の74歳なので、

「モウロクして...」

とも思ったが、

ファウスト〈第1部〉

この頃にあの名作「ファウスト」が書かれているので、すこぶる
頭脳も明晰だったようである。

かなり熱烈な恋だったらしく、

「ウルリーケ・フォン・レヴェツォフがゲーテの求婚に応じていれば、
『マリエンバートの悲歌』は書かれなかったろう。」

と評すのは、ベストセラー「『超』整理法」で有名な野口悠紀雄氏。

「超」整理法―情報検索と発想の新システム
(買ったまま読んでいない、という人も多いのでは?)


ちなみに「マリエンバートの悲歌」はこの本に収録されています。

ゲーテ全集 1 (1)
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この恋の結末について、通説では、あっさりフラれたと言われている。
「マリエンバートの悲歌」にも、

「もはや再びマリエンバートには行くまい。
心配を知らない人々の快活な遊びの世界へは、
もう決して行かないだろう。」

ワイマールに帰る馬車の中で書かれたと言われるが、傷心した
ゲーテの気持ちが伝わってくるようである。

その後、ゲーテは82歳で没するまで、「ファウスト」などの
著作に向けられた。

ウルリーケに向けられたはずの情熱が、作品に向けられ、昇華した
結果が「ファウスト」だと思うと感慨深い。


さて、このゲーテの恋だが、別の説もある。

「ウルリーケは、ガーネットのネックレスを身につけていた。」

というのである。

K18WGガーネットペンダントネックレス
(こんな感じの?)

ガーネットには、

「貞節」「真実」「貞操」「忠実」

の意味があり、

これを身に付けることは、

「あなたに忠実でいたい」

とか

「変わらぬ想い」

ということを示すことになる。

そして、ウルリーケは、82歳でゲーテが亡くなるまで、この
ガーネットを手放す事はなかった
と言うのである。

(ちなみにこのガーネットは現在は北部ボヘミアのトレベニスに
あるボヘミア・ガーネット博物館に収められているとか。)

ウルリーケは、許されない気持ちを、このガーネットに託して、
ゲーテに伝えようとしたのか?

(もしガーネットだけしか身に付けていなければ、その意味はより
強化される。)

となると、ゲーテの恋は、両想いだったということも考えら
れる。

でも、もし、ゲーテが今の日本に生きていたら、熊本のじいさん
のようにストーカー規制法で捕まったんだろうな...


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 うぅ〜っ・・・連日連夜、半徹夜に近い状況が続いて体がぁ〜さすがに41歳にもなると・・・(T◇T)でっ、そんな生活状況の中、昨夜、京都まで飲みに行ってしまいまし... [続きを読む]

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