「あぶない刑事」7年ぶりに映画で復活
舘ひろしと柴田恭兵のコンビで人気を博した「あぶない刑事」が、7年ぶりに映画で復活するらしい。
「あぶない刑事」7年ぶり復活 柴田恭兵&舘ひろし名コンビ映画で再び
舘ひろしと柴田恭兵の型破りで軽妙な語り口とアクション。
コミカルな浅野温子に、朴訥な感じの仲村トオル。
放送されていた時期が、1980~90年代。
テレビをよく見ていた時期だけに、すごく懐かしい。
あの頃の舘ひろしと柴田恭兵は、本当にカッコよかった。
浅野温子も、1980年代後半のバブル時代に浅野ゆう子とともに「W浅野」として、トレンディドラマ(今や死語)の女王として君臨したが、思えば、彼女がスターダムにのし上がるきっかけとなったのもこの作品である。
しかし、舘ひろしが54歳、柴田恭兵が53歳。
浅野温子も44歳で、最初に放送された頃は、まだまだ若手だった仲村トオルも39歳。
あと5年もしたら、年齢的に「あぶない刑事」になりそうである。
浅野温子といえば、彼女のデビュー作を自分の高校の先輩が撮っていたりする。
(しかも、まだ18歳の彼女が脱いでます。)
それが、これ「高校大パニック」。
今から27年前の1978年の作品です。
売り上げランキング: 30,337
通常24時間以内に発送



舞台は、博多のど真ん中にある高校。
夏休みに蒸し暑い教室で数学の補習が行われていた。
イヤ味な数学の教師にキレた男子生徒が、突然教室を飛び出す。
学校から近い中州界隈の商店街 川端にある銃砲店で猟銃を強奪。
猟銃を手に再び教室に現れ、さっきの数学教師を射殺する。
その時に男子生徒が叫ぶセリフが、
「数学ができんとが、何で悪いとや!!!!」
教室は大パニックとなり、やがて警官が押し寄せて来る。
男子生徒は、女子生徒(浅野 温子)を人質に立てこもる...
といったストーリーである。
監督の石井聰亙さんと製作の大屋龍二さんは、私より(確か)10期上の先輩である。
石井聰亙さんは、漫画家の小林よしのりさんも参加した「逆噴射家族」や
「五条霊戦記」の監督としても有名である。
大屋さんとは、同窓会の幹事として一緒に仕事をしたのをきっかけにお付き合いがある。
この「高校大パニック」は、私を含め、母校出身者が見ると、懐かしいような恥ずかしいような気持ちになってしまう。
なぜなら、ここに描かれた学校は、完全に母校がモデルだからである。
高校時代の恨みつらみを作品としてまとめたような感じだろうか。
知らない人が見たら、デフォルメされているかと思うかも知れないが、映画に描かれたままであった。
特に自分は、理数系が壊滅状態だった(卒業の時、担任からは、「お前の卒業は『胴体着陸』だぞ。」と言われた。)だけに、在学中は、
「数学ができんとが、何で悪いとや!!!!」
と叫びたい毎日だった。
そう言えば、同じく母校のOBであるマンガ家の長谷川 法世さんの代表作「博多っ子純情」で主人公の一平が通う石堂高校も母校がモデルである。
(長谷川法世さんの「走らんか!」は、NHKの朝の連ドラにもなりました。)
マンガに出てくる高校の建物は、昭和4年に建てられた母校そのままだし、石堂高校自体も母校近くを流れる石堂川から取ったもの。
両方とも母校に対する愛憎半ばする感情に埋めつくされています。
少し(?)下になるが、「だめんず・うぉ~か~」の倉田真由美さんも後輩らしく、先日届いた同窓会の会報で知った。
彼女の本には、前二者に比べると、具体的に福岡時代の過去に触れる記述が圧倒的に少ない。
男は、過去に生き、女は未来に生きる生き物なのだろうか?
なんて、思ったりする。
中央公論社 (1990/07)
売り上げランキング: 1,389,029
在庫切れ


| 固定リンク
コメント