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2005/05/14

ドンキの経営効率について(補足)

先日の記事に言葉足らずの部分があったので若干補足します。

ネコバスさんのご指摘の通り、確かにドンキに比べ、コンビニの商品単価ははるかに安いので、セブンイレブンは文句なしにスゴいと思います。

コンビニはその名の通り、生活に必要なものだけを集め、死に筋も徹底的に排除しています。
セブンイレブンは、その優等生です。

それに比べ、どう考えても必需品とはかけ離れた品にあふれ、しかも1店舗あたりがコンビニの10倍以上のドンキが単位面積当たりで互角ということに驚きを感じたのです。

もう少し詳しくお話しましょう。

お店の面積を増やせば、それだけ効率が上がるでしょうか?
私は、むしろ逆だと思います。
例えば裏原宿にある小さな人気ブティックの規模を10倍に大きくしたら、単位面積当たりの売上が維持できるかといえば、それはありえません。
どうしても、売れ筋から外れるものが出て来ます。
例え、POSシステムなどのコンピューターで管理されていても、面積を増やし、陳列数を増やせば棚回転率が落ちるものを入れざるを得ません。

そう考えるとドンキってスゴいと思いませんか。

コンピューターを入れて、売れ筋だけを売って、お店の運用もマニュアルを使って省力化して、利益を稼ぐセブンイレブン。

鈴木敏文さんが話されているように、徹底した仮説と検証でお客さんへ「便利さ」という価値を提供し、「必要とされる企業」を目指しています。

これは、伝統的な「真面目な」日本のビジネスマンにとって「理想形」の経営で、「あるべき姿」なのでしょう。
言ってみれば、バイバリの正統派。「王道」であります。

でも、それが全ての解ではないことをドンキの成功は、我々に示唆してくれています。
お客さんへ提供する価値は、「便利さ」や「省力化」といった、いかにも「真面目」なものだけではなく、もっといろいろあるのだと。

そして、それは「おもしろさ」や「ドキドキ感」といった、「真面目な」ビジネスマンから見れば不謹慎な「邪道」でもいいわけです。

しかも、それでも経営効率でいえば、互角の勝負をしている。
これを愉快だと言わずに何といいましょう。

思うに、両社に共通しているのは、「モノ」や「サービス」そのものを売るのではなく、それらを通じた「体験」や「感動」を売るというのが成功のポイントだと思います。

一方は、「便利さ」であり、もう一方は「おもしろさ」や「ドキドキ感」というように。

私の場合、

「どうすれば、お客さんはおもしろいと思うだろうか?」
「みんなを驚かせるにはどうしたらいいんだろうか?」
「大きな希望を持っている人たちの夢を夢のままで終わらせないためには、何をしてあげればいいのか?」

...なんて、ことを頭に描きながら、企画書を書き、行動するようにしてます。


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コメント

こんにちは!
いつも楽しく拝見させていただいております
ネコバス通信の「いつほ」と申します

TB記事にコメントをいただきありがとうございました

早速ドンキの決算に目を通してみました
ついでにセブン-イレブン及びいくつかのディスカウント
ストア、コンビニFCの決算も参照してみたのですが
「ドンキの凄さ」納得です

現在いろいろな憶測(妄想?)を巡らせている最中です
(ちょっと楽しかったりして)

今後ともよろしくお願いします!

投稿: いつほ(ネコバス通信) | 2005/05/17 06:29

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