« 嗚呼、夏休み | トップページ | 休日の分割返済 »

2005/07/28

ここはどこ?

確かに海外に来たはずである。

しかし、どこを見ても日本人ばかり。

ホテルの朝食の時間なぞ日本語しか聞こえてこない。

最初は、日本人が多く泊まるホテルだからだと思っていた。
でも、どこに行っても同じなのだ。

横須賀を母港としている空母キティーホークが入港しているらしく、海軍の兵隊の姿がちらほら目に付くのが、アクセントになっているくらいだろうか。

HAWK/FIVE TEAM―空母キティホークとCVW‐5写真集
(これです。)

もしかしたら、韓国人観光客で賑わう大分県の別府温泉やオーストラリア人のスキー客が押し寄せる北海道のニセコの方が、外国に来ている雰囲気を味わえるのではないかと思うほど。

さらに街中のあらゆるところに日本語の表示が目に付く。
いや、目に付くどころの騒ぎではない。
下手したら、歌舞伎町の方が外国語が氾濫しているかも知れない。

英語も上手く通じない。
自分の英語力の無さもあるのだろうが、タクシーの運転手や店員の英語のなまりがすごくて大変である。
出身を聞くと、フィリピン、インド、韓国などなど。

変に英語で話すより、日本語で通した方が通じるのは何とも不思議。

グアムは、大量に押し寄せる日本人観光客に島全体が最適化されている。

観光立国ならぬ観光立「島」。
戦争も騒乱もなく平穏であるからこそ、観光も出来る。
これは平和であるがゆえに成立しうることである。

そうを考えると、我々が受けている平和のありがたみを具現化したもののひとつが、この島のあり様なのかも知れない。

残り1日弱、あと少しだけ南国で平和の恩恵を享受したいと思う。


【余話として】
1941年から1944年までの間、グアムは、日本によって占領されていた。
海辺には、この時代に日本軍が設置した大砲が静かに海を睨み、朽ちた姿にその歳月の長さが感じられる。

これらを見ると両国の間に不幸な過去があったことをわずかにしのぶことが出来る。

そういえば、1972年に元日本兵の横井庄一さんが発見されたのもここである。

「恥ずかしながら帰って参りました。」

とカメラの前に立つ姿は、子供の頃に見たが、今でもよく覚えている。

今の賑わいをみると、この場所で30年近く終戦を知らずにいた日本兵がいたとは想像だにできない。
戦前生まれを除けば、そんな感慨を持っているのは、自分くらいかも知れない。


観光コースでないグアム・サイパン
大野 俊
高文研 (2001/07)
売り上げランキング: 73,178

|

« 嗚呼、夏休み | トップページ | 休日の分割返済 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41793/5171092

この記事へのトラックバック一覧です: ここはどこ?:

« 嗚呼、夏休み | トップページ | 休日の分割返済 »