Green丸山ライブ in Ekoda Kei3
「定時退社日」らしいので、ずっと気になっていたGreen丸山のデビューライブに行くことにした。
(Green丸山)
仕事は残っているのだが、こういう機会は滅多にない。
「何事も思い切りが必要だ」と自分の中で勝手な理屈を付けて、現地に向かう。
会場は、東京・江古田にあるEkoda Kei-3。
池袋から西武池袋線で3つ目の江古田駅にほど近い。
(始発の池袋駅から各停で3つ目。時間にして約7分。)
しかし、この駅で降りるのは何年ぶりだろうか?
学生時代に付き合っていた彼女と別れて以来だから、15年近くは経っている。
(西武池袋線 江古田駅南口)
まさか、こういう形でこの駅で降りるとは思わなかった。
駅の南口を出て、Kei-3に向かう。
以前とは、かなり店も変わったが、それでも途中に当時花を買った店やレンタルビデオ店を見るとその頃が思い出されて、ちょっとドキドキしている自分に気付く。
約5分ほど歩き、現地に到着。
Kei-3の看板が目に入る。
入り口のサインボードを見ると先月解散した『TWOGEE』の弟ハッキこと辻 早紀の文字もある。
(元『TWOGEE』辻 早紀の下に「Green丸山」の名が見える)
地下に向かう階段を降りて、受付を済ませると、ちょうどハッキのステージが始まっていた。
去る2月4日の『原宿ジャイアン 最終回』以来のステージである。
(「ゆるい客が集まって、ゆるいライブになっている」と語った、ハッキ)
ホールには約30脚ほどの椅子と数台のテーブルがあり、ほぼ満席状態。
自分の後に入って来た人は立ち見となっていた。
平日で、しかも椅子席であることもあるのだろうか、会場自体にまったりとした空気が漂ってみえた。
ハッキは『TWOGEE』時代の曲に加え、音楽をはじめるきっかけとなった曲としてチャゲ&飛鳥の 『SAY YES』を紹介し演奏。
(このドラマの主題歌でした)
たまにはこういう落ち着いたライブもいいものである。
ハッキは、今後の音楽活動について、
「他のメンバーはそれぞれの道を歩んでいるが、自分自身はこのような形でステージに立って歌うにはもう少し時間がかかりそうだ」
と語った。
しばらくは、他のメンバーの動きやお兄ちゃんの日記等で動向を推測することが続きそうである。
ハッキの今後の新たな活動に注目したいものである。
そして、いよいよGreen丸山の登場である。
(セッティングを開始するGreen丸山)
(スタッフとセッティングの確認をするGreen丸山)
準備も無事終わり、Green丸山のデビューライブがスタート。
緊張した様子である。
もうおわかりかと思うが、Green丸山とは、『せきずい』のGt.&Vo.ゴウである。
今回は(「勢いでOKしてしまった」企画らしく)初めてのソロライブだという。
過去にもこういう形式で単独でライブを行ったことは無いとのことなので、非常に貴重な瞬間に立ち会ったことになる。
ライブ終了後に、
「また『Green丸山』でやる予定はないんですか?」
と聞いたところ、
「無いですね。もういいです。すごく緊張しましたから。」
(ペットボトルを持つ手が小刻みに震えていた。本人は「[ワインの]テイスティングをしてるわけじゃないよ」と言って客席の笑いを取っていましたが。)
確かに相当緊張していたように見えた。
ライブ終了後に何人かから、
「いつもと声が違う」
という指摘をされていた。
「客席にはテツヲさんもいるし、目の前には、馴染みの『せきずい』ファンが何人もいたのに緊張するものですか?」
と聞くと、
「それでもやっぱり緊張しますね。『テツヲにはそんなに見るな!』と言いたくなりましたよ(笑)」
(譜面台に乗っているノートには曲が書いてあり、自宅ではこれを見ながら演奏しているとのこと)
この日は『都会のカラス』など、『せきずい』ナンバーがメインだったが、『晩秋の空、月にじむ夜』などあまりやったことのない曲を聴くことが出来た。
また、現在制作中のアルバム『東京ラヴロマンチスト』(2006年4月15日発売予定)向けに「曲を作るように」と言われた約2年前に影響を受けた曲として、吉田拓郎の『人生を語らず』を紹介し、演奏した。
『せきずい』を含めて、ゴウがカバー曲を歌うのを初めて見た。
それが拓郎の曲というのも、フォーク好きな自分には得した気分である。
さらに最後に「前の晩にやっと1番と2番の歌詞が固まった」新曲を披露。
まだタイトルもついていない状態でのお披露目だったが、アコースティックでいい感じの曲である。
これが聴けただけでも来た甲斐が十分にあった。
(安堵の表情で演奏を終えるGreen丸山)
客席には、『せきずい』Gt.テツヲの姿があった。
ゴウがGreen丸山として演奏中は、じっとステージを凝視していた。
(『せきずい』Gt.テツヲ。ゴウの演奏中は真剣な表情で見ていました。)
ライブ終了後は、ハッキ、ゴウといった出演者だけでなく、『せきずい』Gt.テツヲ、元『TWOGEE』のお兄ちゃん、Bass コージといった面々を取り囲んでの各自客席で歓談モード。
本当にまったりしたライブである。
「いや~、緊張した」と、口に棒付きキャンディーをくわえて現れたゴウに、
「緊張感から解放された今の表情を撮らせてくださいよ。」
とカメラを向けると、照れて物陰に。
(写っていませんが、でも、手はしっかりとVサインでした)
今までとは違ったものをたくさん見ることが出来て、大いに楽しめた。
また、ライブ終了後に何度か顔を合わせているが話をしたことがない『せきずい』ファンたちと盛り上がることが出来たのも良かった。
いつも不思議に思うが、年齢も性別も、職業も全く違うことが多いのに、『せきずい』ファンという1点でつながっているだけで、初対面でもすぐに打ち解けてしまえる。
だから、何度かライブに通っていると顔なじみが増えて、ライブがさらに楽しくなるのである。これは他のバンドのファンとは違った特徴ではないかと思う。
次のライブ参加予定を交換し、再会を約束して会場を後にする。
近所に住む『せきずい』ファンの一人と帰りの電車で音楽談義を交わしながら、自宅に到着したのが、0時30分。
それでもいつもより1時間近く早い帰宅である。
相変わらずなかなか寝つけないこともあって、Green丸山のライブレポートがこんなに早くアップすることが出来ました。
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