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2007/10/24

メジャーレーベルとインディーズレーベル

このブログを訪れていただいている方は、私が『せきずい』と『LiLi』というインディーズバンドを応援していることをご存じでしょう。

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(幸せ配達型ロックバンド『せきずい』)

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(横浜出身のバンド『LiLi』)

そういう自分を知っている人からは、

「いつメジャー(レーベル)に行くんですか?」
「早くメジャーに行けるといいですね。」

最近の活躍を知る人は、

「もうすぐメジャーも近いですね。」

と言われます。

おそらく野球で言うところの「メジャーリーグ」と「マイナーリーグ」に対比するという感覚で「メジャーレーベル」と「インディーズレーベル」を捉えているようです。

確かにメジャーレーベルは、ソニーミュージック、ユニバーサルミュージック、EMIミュージック(旧東芝EMI)、エイベックスなど、大きな会社が並んでいて、テレビにもCMをたくさん出していたり、有名なアーティストも抱えています。

それに比べるとインディーズレーベルは、企業規模は小さいですが、特長のある作品をたくさん出しています。

昔は、レコードやCDを出すには、自社プレス工場や流通網を必要としていて、大きな資本が必要でした。

しかし、今日では、プレスだけを請け負う会社もいくつもありますし、少量生産にも対応してくれます。
一番のネックとなっていた流通もインディーズレーベルの全国流通を手掛ける『ダイキサウンド』 やタワーレコードのような企業の出現でクリアしました。
また、ネットの普及は直接消費者へ届けることをごく当たり前にしてしまいました。

今やメジャーレーベルとインディーズレーベルをインフラの上での差は、かなり小さくなっています。
事実、インディーズレーベルで100万枚を超えるセールスのアルバムも出てます。
インディーズ時代の『Def Tech』や『モンゴル800』は360万枚以上、HYが250万枚以上というのが、それを裏付けます。

MESSAGE
(こちらが『モンゴル800』の『MESSAGE』)

そういう説明を毎回するのも、面倒なので、最近では日本酒に例えて話しています。

メジャーレーベルは、白鶴、菊正宗、月桂冠、日本盛といったナショナルブランドのお酒。
日本全国どこでも、同じ品質のものがいくらでも飲めます。安いものから、宮内庁御用達まで選べます。

インディーズレーベルは、地方の酒蔵がつくる地酒。
その地方の風土と原料に合わせて杜氏がこだわって作るので量は限られますが、白鶴や菊正宗にも負けないものだってあります。
越乃寒梅、久保田、十四代、雪中梅、八海山という名前は聞いたことがあると思います。
これらが、ナショナルブランドの酒造会社から出ていないからといって、その価値が低いとは誰も思いません。
むしろ、プレミアが付いてそれ以上の価値をもって迎え入れられています。

ナショナルブランドは、

「満足の行くものが出来ないから出さない。」

ということは絶対に出来ませんし、売れ筋の商品を切らして、機会損失をしてしまうこともあってはいけません。

また、その企業規模を維持するための売上げを上げるための数量をコンスタントに出さねばなりません。それを長年にわたって続けられたからこそ、ナショナルブランドになれたわけですが。

こうして書いていると、不思議と音楽業界と符合することが多いですね。

音楽も日本酒のように製造会社の規模の大小ではなく、純粋にその作品の価値で味わってもらえるようになればいいと思うのですが。


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