ビジネスとは宗教のようなものである
この週末、友人とメールのやり取りをしていて、その中に「(ビジネスは)ある種宗教のようでなければいけないのかも知れない」という言葉がありました。
「宗教」っていい表現だと思います。
「自分のところを信じると、こんないいことがありますよ。」
「ほら、こんなの見たことがなかったでしょ?」
「信じてていいことあったでしょ?」
そういうことが言えないといけないし、「そうだね」って思わせるものがないといけません。
今、提供出来ている価値である「現世利益」と、将来提供出来る価値である「来世利益」の二つを常に見せ続けなければ、教団(=企業)の存続と発展は難しいというのも似ています。
完全に宗教として成立出来れば、「ブランド」という霊験あらたかな御本尊が手に入り、それがどんなに高く険しい山の中にあろうとも、多くの人が自分たちの足でやって来てくれます。
そうなるように日々努めるべきだと思いますが、それを忘れて組織の維持拡大に軸足が移ると、ローマ教会の「免罪符」や新興宗教の「多宝塔」販売みたいな形で、信者からいかに刈り取るかに血眼になってしまうのも似ている気がします。
こうして考えると、ビジネスと宗教は、よく似たものだと思うのです。
お客様を信者にできますか?―船井論語「商道篇」
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コメント
あー、同じようなことを感じてました。
今の仕事を成功させるには、カリスマ性のあるリーダーが必要だね、と話していたところです。
今のビジネスと先のビジネスの間にある或る意味矛盾をつなぐカリスマ。
そういうカリスマ性があるといいんだけど。
投稿: 晴れる太陽 | 2010/03/31 02:33