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2010/06/27

航空自衛隊が次期戦闘機で守るものは?

大幅に遅れている次期戦闘機(FX)の候補が、F35、FA18E/F、タイフーンの3機種に絞られたそうです。

■次期戦闘機の予算計上へ 来年度防衛費、数機分

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(「老兵」航空自衛隊の支援戦闘機F-4EJ改。これの後継機が今回の対象です。)

正直、「まだ決めていないのかよ!」と言いたいところです。

航空自衛隊が「世界一最も高価な最強の戦闘機」F22が諦めきれずに最後まで交渉していたのはわかりますが、政府、防衛省をはじめとして、国防の本義を忘れてはいないかと心配になります。

新機種決定から配備までは、あと数年。
開発が難航しているF35など、場合によっては、10年近くかかるかも知れません。
素人目に見てもわかる現行のF4の老朽化と周辺国の軍事力増強ペースを見ると、配備完了までの相対的自衛力低下は避けられません。

政府にしても、海外派兵や有事法案への熱意に比べると、国土と国民の防衛という本来の意味での国防については、あまり考えていないのではないかと考えてしまいます。

こういうのを見てしまうと、国から「愛国心」云々といわれても、うさんくさく思えて仕方がありません。

旧軍は、戦争中でも陸軍、海軍といった組織の利益と論理を優先し、敗戦で国家を滅ぼしてしまいました。

今回のFX選定の過程を見ると、当時と同じものを感じてしまうのです。
航空自衛隊が、新しい戦闘機で守るのは、国土や国民ではなく、航空自衛隊という組織ではないのかと。

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