ポルトガル-北朝鮮戦は、1トライ1ゴール?
W杯のポルトガル-北朝鮮戦は、7-0でポルトガルの圧勝。
スコアを見た瞬間、違うスポーツのスコアかと思いました。
フットボールは、フットボールでも、ラグビーフットボールみたいです。
ちょうど、1トライ1ゴールですよね?
W杯南アフリカ大会1次リーグG組のポルトガル―北朝鮮は21日、ケープタウンのグリーンポイントスタジアムで行われ、ホルトガルが7―0で圧勝。勝ち点4とし、「死の組」とも言われた1次リーグ突破に大きく前進した。
しかし、北朝鮮といえば、このニュースが気になりました。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは21日午後8時23分(日本時間同)から、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の北朝鮮対ポルトガルの試合を実況中継した。
「また許諾無しで放送か?」とも思われましたが、大会直前にアジア太平洋放送連合(=ABU、本部:クアラルンプール[マレーシア])が得た放映権を無料で提供してもらって、合法的に放送しているそうです。
「途上国向けにアジア地域の放送局連合が取得した権利を提供してもらったのか」と思いますが、実は、この団体はNHKの呼びかけで1964年に出来た組織で、歴代の会長には、NHK出身者が何人もいます。
当然、NHK以外の日本の放送局も加盟しています。
◆正会員
・NHK(永久常任理事)
・TBSテレビ
◆準会員
・テレビ朝日
・フジテレビ
◆団体会員
・日本民間放送連盟
※日本テレビとテレビ東京は、単独では加盟していない。
日本の影響力が少なくない団体と言えそうです。
ABUは、今回のW杯について、キルギスタンやウズベキスタンなどにも放送権を有料で提供していますが、北朝鮮にだけ無償で映像を提供しています。
GDPで北朝鮮とほぼ同じウズベキスタンや、それよりも低いラオスや貧しい国である東チモールからもカネを取っているのにです。
こうみると、「何らかの配慮」があったように思ってしまうのは、自分だけでしょうか?
高騰した放映権料が払えない国のために、先進国の加盟各社が出資して、ある一定の基準を満たせば、無料で放映権を提供するならわかります。
もちろん、出場国に対する配慮ならそれでもいいです。
ただ、背景が伝わってこないので、つい変な勘繰りをしたくなるのです。
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いい本
短所もあるが
本来の対象年齢以上の人にも読んで欲しい
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