桜は桜
今夜は昨日よりも気温も低く、風もあるせいか、体感気温は、もっと涼しく感じます。
暑いと何も考える気にもならないが、周りの景色に目が行くくらいの余裕も。
毎週水曜日は、リハビリに通っているのですが、今日はトラブル対応で行けずじまいだったので、体力的にもゆとりがあります。
時間と余裕があると、色々考えてしまいます。
桜並木の通りを歩くと、ほんの数ヶ月前、ここが延々と続くピンクのアーチで、木の下には酔客があふれ、行き交う人がみな花を見上げていたのがウソのようです。
一人立ち止まって葉桜を見ていると、不審げに見られます。
同じ桜だというのに。
花がないだけで、人の態度はこんなに冷淡になってしまうのでしょうか?
咲こうが咲くまいが、桜は桜。
根も幹も枝振りも変わっていません。
空を覆うほどの葉を繁らせ、次に備えて力を蓄える姿は力強さえ感じます。
例え、誰も見ていなくても、こうして時々立ち止まっては、次はもっときれいに咲くことを信じつつ、桜の木を見上げるのです。
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