全員が自衛隊員!?夏の高校野球にこんなチームが!
梅雨が明け、全国各地では、高校野球の地区大会が終盤を迎えています。
朝日新聞は、連日貴重な紙面を割き、高校野球の記事で埋めつくし、関心のない読者にはつまらない季節がやって来ました。
かく言う自分も高校野球には、昔から興味がなかったので、この時期になると、高校野球関連の記事は軽く読み飛ばしています。
昨日もいつもの通り、スルーしようとしたら、こんな記事が目に留まりました。
■熱い「もう一つの夏」高校軟式野球神奈川大会、19日開幕
身分は自衛隊員 全国V目標 横浜修悠館
自社主催の高校硬式野球大会以外をまともに扱ってこなかった張本人の朝日新聞が、「もう一つの~」というのもおかしな話ですが、1面を割いて高校軟式野球も取り上げるようになったのは、よしとしましょう。
本来なら、得意の不偏不党、公平と平等の下で他の競技もちゃんと取り上げるべきと思いますが。
最初は、
「地元福岡と同じ『しゅうゆうかん』が横浜にもあるのか。」
と思って(福岡県には、旧筑前黒田藩の藩校の流れを汲む県立修猷館高等学校があります)、興味半分に日頃読まない記事を読んでみたのですが、この学校の背景がおもしろい。
この横浜修悠館高校は、神奈川県立の通信制・単位制高校。
自衛官養成のための陸上自衛隊高等工科学校(横須賀市)が、ここと提携して一般高校卒業資格を取れるようになっているのです。(同県立 湘南高校と同じですね)
そして、記事によると、この陸上自衛隊高等工科学校の生徒が、横浜修悠館高校の野球部に入って、軟式野球で甲子園を目指すのだそうです。
自衛隊員と高校生の両立は、体力的にも精神的にもきついと思います。
このスケジュールを見れば、よくわかります。
(全寮制なので)朝6時に起床。
朝食と朝礼の後、一般授業。
さらに電子工学などの専門授業と射撃訓練などの防衛基礎学の授業をこなし、その後に練習。
夕食後に2時間の自習時間を経て就寝。
かなり過酷なスケジュールです。
遊びへの誘惑に染まりやすい頃だとなおさらでしょねう。
高校野球には、全く興味がありませんでしたが、今後の横浜修悠館高校 軟式野球部の動向には注目したいと思います。
自衛隊の教育システムには、これ以外にも興味深いものがありそうです。
機会があれば、ちゃんと調べてみたいものです。
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