100語で話すとフルボッコ
本屋の外国語コーナーに行くと、「100語で話せる~」「中学英語で話せる~」みたいな本がある。
どれも、完璧を目指す傾向がある人や、学生時代に英語が苦手だった人にもとっつきやすいような工夫がされている。
高校時代、英語が大の苦手で、泣きたくなるくらい低い偏差値だったので、この手の本は死ぬほど読みました。
その道のエキスパートが書いているだけあって、
「確かにこれなら、外国人とも話せそうだな」
と思うテクニックが盛りだくさん。
事実、ある程度、話せるレベルにはなります。
しかし、どの著者も話すことが上手くなる方法しか書いてません。
ここに大きな落とし穴があります。
簡単な単語であろうと、貧弱な語彙であろうと、流暢にしゃべるとどうなるか?
相手は、
「こいつは英語がわかる。」
と思って、怒濤のように返して来ます。
1しゃべったら、100くらいの勢いで話しかけてきます。
返って来た言葉は、とても100語でなんか収まりません。
まさにフルボッコ状態です。
その結果、
「Pardon?」
「What does it mean?」
を繰り返すハメになります。
立場を逆にしてみたら、当たり前のことです。
語彙は少ないけど、ちゃんと日本語を話す外国人なら、言ってることがわかるもんだろうと思って、早口になったり、普段の話し方になったりしますよね。
それと同じことです。
個人的な要望としては、今後「100語で話す~」を書く人は、どうか話した後のことまで考えて書いて欲しいものです。
自分の経験からすれば、文法は、中学レベルから、少しずつ積み上げて高校1、2年レベルまでを繰り返す。ひたすら繰り返す。
意識して言葉に出して、聞き流す感じでいいので、耳を慣らしていけばいいのかと思います。
地味ですが、わからなくなったら、わからなくなったところまで戻ってわかるようにするのが一番効果がありました。大学受験の前は、これで1年間で偏差値を30上がりました。
いかに出来なかったかわかってしまうので、お恥ずかしい限りですが。
最近、全く外国語を使ってないので、そろそろサビ落としをしないとマズそうです。
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1話あたりのボリュームには少々不満です
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