男は女をいじれなくなると土をいじり出す ~ 柳原可奈子の名言を検証する
朝のテレビ番組で、お笑い芸人の柳原可奈子が、
「男は女をいじれなくなると土をいじり出す。」
というようなことを言っていました。
「うまいことを言うな」と思っていたら、今朝の朝日新聞の別紙『be』に「男性が退職後に楽しみたい習い事」という記事で、それを裏付けるようなデータが出ていました。
「男性が退職後に楽しみたい習い事」ランキング ベスト10
(朝日新聞 2010年9月4日『be』より)
1位 菜園(213票)
2位 料理(183票)
3位 楽器(175票)
4位 外国語(174票)
5位 登山・トレッキング(152票)
6位 写真(136票)
7位 そば打ち(123票)
8位 絵画・イラスト(102票)
9位 囲碁(97票)
10位 盆栽・園芸(83票)
柳原可奈子の言葉が、データで見事に裏付けられています。
「そば打ち」も多い気がしますが、それでも7位。
シニア層の定番「囲碁」が9位、「盆栽・園芸」は10位と下位に留まっています。
にもかかわらず、「シニア向けのサービスを作りました!」というのを見ると、必ず「園芸」や「囲碁・将棋」という発想しかないのが目白押し。
もっと、ちゃんと世の中を観察しないといけませんね。
彼女の芸は、細かな人間観察だけでなく、その行動様式のエッセンスを的確に抜き出し、我々の前にわかりやすい形にして見せてくれるものが多い。
恐らく、前出の言葉もそういういった才能の発露であるのでしょう。
また彼女の感覚と世の中の事象とのズレがないというのも、すごいことだと思います。
しっかりとリサーチしているのか?
それとも、天性の感覚で掴んでいるのか?
いずれにしても、柳原可奈子の観察力のすごさを改めて実感出来るネタでした。
P.S:自分が退職した後に楽しみたいこと?
寝たきりにならない限りは、きっと今と変わらないことをやってると思います。
「他の人といっしょ」は、嫌だから、土はいじりたくない。
「年寄りらしくない」ものを選んで、格闘技でも始めてみているかも知れません。
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飛び抜ける批評性 -ナンシー関の匂い-
初エッセイだと聞きましたが・・・
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