「話題のTVドラマ」で「24時間闘う捜査官」って誰のことでしょう?
ニッセンのカタログを見ていたら、ロスコ社製のメッセンジャーバッグが掲載されていた。
ご存じ『24』のジャック・バウワーが使っているアレである。
厚手のキャンバス地で、フラップは横に1本貼ってある粘着力の弱いベルクロで留めるだけの大味な作り。
(こんなものにもかかわらず、あれだけ激しい動きをするジャックのバッグからは、よく中身が飛び出て来ないものだと関心します。)
品質もそうですし、普段使いには、ちょっとTPOを選ぶものですが、一時期は、結構高かった気がします。
安いところで、7,000~8,000円くらいしたのではないでしょうか。
それが今やネットの通販などでは、3,000~4,000円で売られていて、最近では値崩れして、2,000円台(セールでは、それ以下の時も!)の時もあるくらい。
それがニッセンでは、4,980円だったので、「ちょっと高いな」と思って、商品説明を読んでみると…
話題のTVドラマの劇中で24時間闘う捜査官が使用していたことから、人気に拍車がかかった注目アイテムである。
いやぁ、思いっきり笑ってしまいました。
自分も経験がありますが、これは権利上の問題で『24』とかジャック・バウワーって書けないんですよね。
うかつに書いてしまうとクレームとともに、高い請求書がアメリカから届きますから。
ニッセン担当者の苦労が忍ばれます。
では、他にはないのだろうか?
そういじわるな気持ちが沸き起こり、他にはないかとニッセンのカタログを調べてみました。
ターゲットは、『踊る大捜査線』で織田裕二演じる青島刑事が着ていたM-51コート。
(次に調べたのがこのコート)
劇中のものは、中田商店で調達したレプリカだったはずですが、元々は米軍のものなので、軍御用達の提供会社各社から出ていて、「青島コート」の名前であちこちで売られています。
やはり、ありました。
そこには、こんな商品説明が。
ロスコ社 M-51フィッシュテールパーカー
M-51は米軍が1951年に開発した防寒用コート。戦後は大量のデッドストックがイギリスに渡り、当時のモッズファッションに取り入れられて大ブレイク。「モッズコート」と呼ばれ、現在では某人気刑事映画の主人公が愛用したことで話題にもなっている。
やはり、書けないようです。
隔靴掻痒。
奥歯にモノがはさまったような言い方。
ちゃんと法律を守ろうとするニッセンの姿勢は評価しますが、フラストレーションが溜まります(笑)。
もし、「東京ディズニーランドで人気の商品」という場合には、どうなるのでしょう?
東京近郊の千葉県浦安市にあるネズミやアヒルの着ぐるみと豪華なアトラクションで大人から子供までに大人気の娯楽施設で注目の商品です!
といった感じにでもなるのでしょうか?(苦笑)
権利関係って、本当に難しいものです。
翔泳社
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