タイガーマスクの善意に変な主張を混ぜるな!
半月遅れのサンタクロースのようにの伊達直人が全国にランドセルを配達中である。
自分が調べただけでも、群馬、神奈川、沖縄、静岡、岐阜、長崎、兵庫で確認出来ている。
劇画『タイガーマスク』で、タイガーマスクこと伊達直人が、自分が育った孤児院「ちびっこハウス」の借金を返すために人知れずファイトマネーを寄付したり、「キザにいちゃん」として孤児たちにプレゼントをしていたのだが、今回の「タイガーマスク」は、その設定をマネたもの。
最初のニュースの時は、「シャレっ気があるな」と思ったが、こういくつも善意の便乗が増殖すると、
「他人のパクリじゃなくて、自分の意志と考えで貢献しようと思わないのか!?」
と腹立たしく思う。
(だからといって、変な独創性を出して、ヘビ皮とかシマウマの毛皮のランドセルとかはやめてください。)
しかし、こういうのが出てくると怒りすら覚える。
「タイガーマスク」長崎でも ランドセル7個、被爆女性か
長崎市橋口町の県長崎こども・女性・障害者支援センターで9日朝、プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」の“署名”が添えられた新品の赤いランドセル7個が届けられているのを職員が見つけた。名前の部分にはカタカナで「ヒバクシャ」とルビが振られていた。
偽善でも何もやらないよりもはるかにマシだが、「タイガーマスク」や「伊達直人」と全く関係ない変な主義主張を入れて欲しくない。(先の大戦との関連で言えば、伊達直人が戦災孤児というくらいしかない)
この人も悪気はないんだろうが、こんな形で自己主張するなら、「伊達直人」ではなく、個人の名前でやるか、匿名でやって欲しい。
幼い頃から大好きだった『タイガーマスク』にこんな形で変な色を付けてもらいたくない。
原作のタイガーマスク=伊達直人の善意に変な主張を混ぜて欲しくない。
この作品のファンの切なる気持ちである。
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