アニメ『最強武将伝 三国演義』
朝からテレビ東京のアニメ『最強武将伝 三国演義』を観る。
中学時代に『三国志』にハマっただけに、この手のものは欠かさず観ます。
最近のアニメに珍しく、普通の大人の視聴に耐えられる作品です。
中国で制作されたアニメなので、変に腐女子狙いとか、萌え狙いのキャラでないのも好感が持てます。
「ホリプロ50周年記念作品」ということで、声優はホリプロの役者やタレントばかり。
劉備が船越英一郎、曹操が鶴見辰吾、ナレーションが、鹿賀丈史といったベテランを配し、呂布がささきいさお、張飛が山崎裕太、関羽が松永博史といった感じです。(今日、登場した姜維役の山田純大って、確か杉良太郎の息子だったはず。)
実写のイメージが強い方なので、違和感があるかと思いましたが、すんなり入って行けます。諸葛亮役の「アリtoキリギリス」の石井正則も言われないとわからないくらい落ち着いた仕上がりになってます。(この人は本当に器用ですね。)
ホリプロも変なのを押しつけずに、ちゃんと押さえているなと感心しました。あと、いわゆるアニ声(アニメ声)が出て来ないのも好感が持てます。(もっとも、このキャストの中に入ったらブチ壊しですが。)
何より驚いたのは、中国製のアニメなのに、ひっかかることなく、自然に見られた自分。
メカ物とか、キャラ物だと、シリーズを通してのメリハリや山の持っていき方(テンポが早過ぎ。関羽や張飛もあっさり死んでしまいます。)などの部分などは、まだまだ日本製アニメとの差はありますが、歴史物みたいなものだったら、十分「使える」レベルではないでしょうか?
キャッチアップまでには、もう少し時間がかかるでしょうが、思ったよりも早そうな気がして来ました。中国の経済力もさることながら、こういうソフトウェア分野の行方も注意したいところです。
P.S:この作品を観るたびに「脾肉之嘆(ひにくのたん)」という言葉を思い出します。
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