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2011/03/24

放射能による健康被害防止に使われる薬品が都内から消えた理由とは?

東京都水道局の金町浄水場から、国の基準の約2倍に当たる1kg当たり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出し、都は水道水で粉ミルクを溶かしたり、乳児に飲ませたりしないよう呼びかけているというニュースが入って来た。

原発事故の被災地だけでなく、首都圏も本格的に危険になって来た感じだ。

放射性ヨウ素は、甲状腺に蓄積し、甲状腺ガンを引き起こすと言われ、それを防ぐためにはヨウ化カリウムを服用すればいいという。

このヨウ化カリウムは、普通の薬局では売っておらず、調剤薬局でしか手に入らないと聞いていたので、さっそく都内の大きな病院の周囲にあるところを回ってみた。

3軒ほど回ってみたが、予想通りどこにも置いていない。
医師の処方箋があっても、しばらく手に入らないというところがほとんど。
その理由を聞いてみたが、歯切れが悪い。

最後に寄った調剤薬局の薬剤師にしつこく尋ねると、ようやく重い口を開いた。

「ヨウ化カリウムは、地震の後、みんな東北の方に持って行かれたので無いんです。
普通の医師の処方箋では、どこも出せないと思いますよ。
特殊なケースの場合で特別に処方して欲しいと医師に言われても、今は出せない状態です。」

どうやら、原発事故直後の早い段階から放射性物質による被害防止のための医薬品は東北地方に移送されているようです。

相変わらず政府や保安院、東京電力、そして「専門家」たちは、今も口を揃えて「安全だ」と言い続けていますが、状況証拠を集めた限りでは、少なくとも自分は疑問を抱かざるを得ません。

甲状腺ガンの防止のためには、ヨウ素を、

・新生児 12.5mg
・生後1ヶ月~3歳未満 25mg
・3歳以上~13歳未満 38mg
・13歳~40歳未満 76mg

を1回に服用しなければなりません。
(ちなみに40歳以上は、服用しなくて発生のリスクはないそうです。)

※参考にしたデータはこちら。(国立医薬品食品衛生研究所)

このニュースを受けてなのかわかりませんが、通販事業者からは1瓶120錠入りで250mgのヨウ素を含んだサプリが3000円くらいで販売されています。


(ヨウ素を含んだサプリ)

13歳~40歳未満が甲状腺ガン防止に必要な量のヨウ素をこのサプリで摂ろうとすると、わずか3日分。
しかも、1日に40錠以上飲まないといけない計算になります。

また、前出のデータによると、ヨウ素は、海産物、特にコンブに多く含まれていて、コンブ乾燥重量100gあたり、100~300mgのヨウ素 が含まれているという。

しかし、コンブを食べることによって短時間に大量のヨウ素を体内に取り入れるのは難しく、今回の原発事故のように緊急にヨウ素を大量摂取するのには適さない。ただ毎日継続して取れば、数字の上では良さそうな気もします。

ここまで来たら、もう逃げることは出来ないので、やれるだけのことをやりつつ、事の推移を最後まで見届けてみたいと思っています。

人体内放射能の除去技術―挙動と除染のメカニズム

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