小心者の休日
春の陽気に誘われて、昼間から軽く飲んでおりました。
(今日のお伴は『越乃景虎』。口当たりがいいので、1本空いてしまいました。)
見上げれば、青い空と輝く太陽。
周りには花見客。
いつもの年と変わらない光景です。
まさか、わずか1ヶ月余り前に大きな地震と津波があり、1万3000人以上の命が失われ、被災した原発はチェルノブイリ級の原子力災害を引き起し、今もなお、空から「直ちに健康に被害が出るレベルではない」放射性物質を供給し続けているとは思えません。
これからどのようなことが起こるのかわかりません。
みんな本気で政府が言ってることを信じているのでしょうか?
計画停電もなくなり、テレビも通常編成に戻ったし、ディズニーランドも営業を再開したから、もう関心が無くなってしまったのでしょうか?
気付いても気付かないふりをしているだけでしょうか?
ダチョウは、危機が迫ると、頭を砂の中に入れて隠すといいます。
視界から消したからとしても、危機そのものが去ったわけじゃありません。
人間は、そんなダチョウを愚かだと笑いますが、あんまり変わらない気がします。
無関心でいても、事態は刻々と進んでいます。
誰かの努力で必死にくい止めようとしていても。
いずれ、その結果を誰もがあまねく受けなければならない日が来ます。
その時も、みんな今と同じように平和で穏やかな表情でいるのでしょうか?
小心者で悲観論者な自分は、ついついそう考えてしまいます。
そんなことを考えていたら、ついつい飲み過ぎてしまいました。
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