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2011/05/15

非常時はまだ進行中

電車の中にいると、春というよりも初夏のような感じです。

節電モードで、昭和40年代に戻ったような夜の街の明るさを除けば、平和な光景が広がっています。
全国の球場やサッカー場では、多くの人が集まり、歓声を上げています。

しかし、福島第一原子力発電所は、相変わらず放射性物質をばらまき続け、収束するメドすら立っていません。
そして、地震の犠牲者が1万5000人を超えて、今もなお、1万人近い行方不明者がいます。

首都圏で大きな余震が少なくなり、物資の供給が戻っただけで、危機自体は、そのまま残っていて、状況は何も変わっていない。
それなのに、この緊張感の無さは何なのだろうか。

非常時に疲れたのか?
見て見ぬ振りをしている?

しかし、これだけは間違いない。

非常時は去っていない。
今もまだ進行中である。

見たくないからと、目を背けて視界から消したからと言って、見たくないものが消えて無くなったわけではない。
正面から向き合わなかったとしても、望もうが望むまいが、いつか必ず向き合わされることになる。

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