国家権力恐るべし!節電しなかったら罰金1時間100万円!!
東日本大震災の影響で東京電力と東北電力管内の電力供給能力が落ちたため、電気事業法第27条に基づく、使用最大電力の制限がかかるようになりました。
いろんなところで「節電、節電」とうるさいのは、このためだったりします。
じゃあ、節電しなかったら、どうなるのでしょう?
努力目標なのか?
それとも、行政指導ネチネチやられるのでしょうか?
この辺のところは、あんまり知らなかったので、調べてみました。
コンパクトにまとめられた資料があったので、こちらを参照してみました。
【対象】
契約電力500kWの大口需要家
※「契約電力500kWの大口需要家」と言われてもピンと来ませんが、大規模向上やデパート、ホテル、オフィスビル、病院、大学といったところ。
資源エネルギー庁の資料を見ても、全国で約9000契約くらいしかないので、相当大きな規模と思われます。
《参考》
資源エネルギー庁「電力市場の概要」
【期間】
東京電力管内 2011年7月1日(金)~9月22日(木)
東北電力管内 2011年7月1日(金)~9月 9日(金)
【時間】
9:00~20:00
【削減目標】
電力需要が増加する見込みの上記期間と時間帯における昨年の最大使用電力値(1時間単位)から15%削減
「罰則は、出てこないな…」
と思っていたら。
前出の資料の最後にこんなことが書いてあった。
その他
1)罰金について
故意による使用制限違反は100万円以下の罰金の対象となります。
なお、使用制限は1時間あたりの使用電力で課すことから、1時間単位で制限値を超えれば使用制限違反となります(例:5時間超えた場合は5回の違反となります)。
なんだ、これ!?
1時間100万円の罰金!
10時間で1000万円。
これは大変なことです。
この罰則が適用される期間は、83日間。
もし、全期間に渡って、うっかり1日5時間でも「違反」してしようものなら…
罰金の総額は、
4億1500万円!
普通の会社ならつぶれてもおかしくない。
「経済産業省からのお願い」と態度だけは、しおらしいものの、言ってることは相当苛斂誅求を極める内容。
まぁ、この夏は、それだけのことをしないと、確実にヤバいというわけなんだろうけどね。
だから、我々もこんな充電式の扇風機や、
こんな冷却マットみたいなひんやりグッズを装備して、
協力しないといけないんでしょうね。
(協力しようと思ったら、品薄で出鼻をくじかれてしまいましたが。)
大規模停電が起こって、電気が使えなかったりする事態を考えれば、自主的に有事対策として用意しておくのも必要なのでしょう。
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