シャープのタブレット端末「GALAPAGOS」の3割をあの宗教団体が買っていた!?
シャープのタブレット端末「GALAPAGOS」が売れてないとは報道等で聞いていましたが、これまでの販売台数は約1万5000台だったそうです。
【出典】シャープ「ガラパゴス」の顛末、わずか10カ月で軌道修正(東洋経済)
しかもこのうち3000~5000台は「幸福の科学」の信者向けの電子教本「Happy Tablet」。
さらに出版社へのサンプル出荷分などを差し引くと、一般需要は約5000台なのだとか。
う~む、恐るべし幸福の科学。
ここはたくさん書籍を出版しているし、電子書籍なら品切れはない。
教育機関以外だったら、宗教団体向けにはいいのかも知れません。
しかし、昨秋の発表当初、
「できれば2011年中にも100万台達成を目指したい」
と強気の目標が、今となっては何とも切ない。
アメリカで先行するiPadやKindleの向こうを張ったチャレンジなのでしょうが、ビジネスモデルをマネしただけでは勝てないという好例ではないかと思います。
シャープに限った話ではないですが、もっと本質的なところを見落としている気がします。
成功した企業は、ビジネスモデルだけで成功したわけではない。
消費者に支持されるものがあったから成功したのだと。
たとえば、スターバックスをマネして、内装やカップのデザインを模倣しても、肝心のコーヒーの味がマズかったり、コーヒーの香りを味わってもらいたいといった哲学がなければ支持されないのと同じことです。
「GALAPAGOS」を使うとこんなに楽しい
「GALAPAGOS」があるとこんなに気持ちがいい
こういうものを突き詰めていくべきではなかったのではないでしょうか?
これらは感覚的なものなので数値化することは難しいですし、社内の企画会議を通しにくいものではありますが。
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