顕微鏡の中の世界
自分が全てだと思っている世界は案外狭いもので、見えている範囲となると非常に限定されたものである。
さらにその中での違いなんて、どんなに「大きい」と思っていても、外の人から見れば区別がつかないものだし、そのほとんどはどうでもいいものであったり、存在すらも気が付かなかったりする。
言ってみれば、顕微鏡の中の世界のようなものだ。
にもかかわらず、声高に自分の地位や富を誇ったり、成功を見せびらかし、あるいは、報われないだの、つまらないだのグチったり、泣いたり叫んだり、果ては延々と悩み、欲のために苦しむ。
人とは、何と小さく、取るに足らないものか。
しかし、それが人であり、また、それゆえに人なのである。
そのようなことを酒臭い電車の中でうだうだと考えている。
200万画素カメラ搭載USBデジタル顕微鏡 hidemicron3
posted with amazlet at 12.01.07
テック (2010-08-25)
売り上げランキング: 52409
売り上げランキング: 52409
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント