バレンタインデー禁止法案
法案は「『バレンタイン廃止』なくして非モテの未来なし!」とバレンタイン廃止をマニュフェストに掲げた「反バレンタイン選挙」にはじまる。
(「反バレンタインデー禁止法案」可決の記事。初出はこちらのようです。)
反バレンタイン選挙の盛り上がりを見て危機感を覚えた関連業界は、強力なロビー活動を実施したが、非モテ層の厚さとバレンタインに対するルサンチマンを前に簡単に弾き返された。
そして、世の非モテ男たちの圧倒的支持を受け、郵政選挙をはるかに上回る投票率で大量の非モテ議員が当選。
公約通り、法案は衆議院に提出された。
業績に直結する製菓業界を筆頭に、関連需要の恩恵を受けているアパレル・外食・化粧品・宝飾・ホテル業界、バレンタインを煽る記事で広告を稼いでいる女性誌各誌、そして告白の機会を失われる女性がゲバ棒にヘルメット姿で集結。
その数、およそ30万人(主催者発表。警察庁発表は13万人)。
国会突入を目指すデモ隊は、正門前で機動隊と衝突。
多くの負傷者と逮捕者を出す惨劇となった。
一方、その最中、国会では、衆議院、参議院と無人の野を進むがごとく審議と採決が進み、衆議院本会議、そして最後の参議院本会議でも非モテ議員による全会一致で法案は成立した。 傍聴席のリア充の「横暴だ!」「もてないからってひがむな!」の声も、法案採決後の非モテ議員の歓喜の叫びにむなしくかき消された。
国会周辺が、喧騒に包まれる中、東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケットでは、例年と変わらぬ50万人以上の人々が集まっていた。
…なんてストーリーを、ネットで発見した架空の新聞記事画像1枚から作ってみました。
まぁ、昔からバレンタインデーなんて、あんまり関係ないからいいんですけどね(笑)
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