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2012/02/10

文化指標としての街の本屋

新宿にあるジュンク堂書店が今年3月末で閉店してしまうらしい。

■ジュンク堂書店 新宿店が閉店へ


その後には、その建物まるごとが大手家電量販店のビックカメラになるそうです。

本屋を見れば、その街に住んでいる人の関心や文化度がわかります。
「本屋は街の文化指標である」というのが自分の持論です。

雑誌や流行りのベストセラーしか置いていない店ばかりだった時は、がっかりしてしまいます。
それでも、本屋があるだけはマシかも知れません。
最近は、街の本屋がつぶれてしまって、コンビニでしか本が買えないところも珍しくなかったりします。

そういう土地に出会うたびに、文化の貧困を嘆くとともに、この先に到来する知の衰退に嘆息してしまいます。


しかもジュンク堂書店の規模をもってしても、この流れに抗えないとなると、暗澹とした気持ちになります。

街の本屋はねむらない (現代書店業)
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