「女子会」はリクルートの仕掛けだった!
最近「女子会」という言葉がよく使われていますが、実は、この「女子会」、元々リクルートが仕込んだ仕掛け。
普通に知られていることだと思っていましたが、意外に知られていないので書いておこうと思います。
昔は、男性が女性の分を払う、あるいは余計に払う感じでした。
デート需要を盛り上げて、彼らにお金を使ってもらうようにすれば、リクルートが出す情報誌やクーポン雑誌の広告主が潤うようになっていたわけです。
しかし、不況が長く続き、収入も減ったので、これ以上、男性からお金を出させるのは難しくなって来た。
そこで目を付けたのが、単身の女性。特に自宅から通勤しているお金を貯めてる人。
彼女たちにお金を使わせる方法として、リクルートが考え出したのが「女子会」だった。
『ホットペッパー』の顧客のチェーン店に「女子会」を提案して、女子会メニューを用意。
首都圏で配布されている無料雑誌『L25』で「女子会」というコンセプトを広げて、『ホットペッパー』のクーポンを使ってもらうのが、きっかけだったと聞きます。
その後、『じゃらん』の「女子会パック」みたいな形で展開し、広告主にお金を落ちるような仕組みを拡大、進化させます。
「東京で『女子会』が流行っている」というニュースが流れれば、次は全国に広がります。
儲かる可能性があるなら、「女子会」でも何でも便乗するのが商売人。
こうした動きをテレビや雑誌が「今、『女子会』が女性の間で流行っている」と広げて行った結果が今の状況なわけです。
途中でこの事実を知ってから、自分自身は「女子会」という言葉を使うことに抵抗があります。
彼らの策略に乗せられた一人になるみたいで。
何かが流行る時には、必ず何かが裏にあると考えるようにしています。
それが良ければ、そのまま乗ればいいですが、乗せられた結果が必ずしも良いとは限りません。仕掛けた人間に利益が最大化されるようになっているのですから。
それを知らず、乗せられて喜々としているのは、残念の人以外の何者でもありません。
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