局所的混雑の理由
通勤で使っている東横線。
乗りたくないが、特急電車に乗った。
朝の通勤時間帯は、どこに行ってもギチギチだが、それでも多少の流動性はある。
乗った瞬間は圧死しそうになるものの、電車の揺れで均等化されて、若干だが楽になる。
しかし、この日は違った。
ドア付近の一角が頑なに動こうとしない。
おかげで変な形で圧力がかかり、身体が斜めになって痛くて仕方がない。
時折片足だけで立つことも。
「何でここだけ動かないんだ?」
と苦悶しながら耐える。
地下鉄日比谷線との接続駅である中目黒駅に着き、人が降りた時に謎が解けた。
原因は、動かない人の固まりの真ん中に若いお姉さん。
ブラウスの胸元のボタンが内側からの圧力に負けて弾け、中身が見える状態に。これを鑑賞しようとお姉さんの正面付近の野郎どもが動こうとしなかったわけである。
非常にわかりやすい。
わかりやす過ぎる。
そういうジャンルのDVDもあるからな。
だが右膝の激痛に耐えて、汗だくになっている自分には迷惑でしかない。
このせいで少し楽になっていた痛みが、またひどくなり苛立つばかり。
我慢出来ない痛みを抱えていると、人は煩悩を消すことを知ったのは良かったけどね。
レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術
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内藤 誼人
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