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2012/08/12

バカが全裸でやってくる

行きつけの書店のコミックコーナーで店員さんに「最近、おもしろいのない?」と聞いて、紹介してもらった本が『バカが全裸でやってくる』。

「えっ、これ?」

バカが全裸でやってくる (1) (カドカワコミックス・エース)

と渡された時は、正直引きました。女性の店員さんからなので、なおさらです。
でも、いつも期待を裏切らないので。迷わず購入。

原作はライトノベルのようです。
主人公は、小説家志望の男子大学生。
学部の新歓コンパには、既に女子大生作家として成功している同級生。
そこに全裸の男が乱入するところから話ははじまる。

全裸男との関わりで、彼が自分と自分の夢を信じはじめ、次第に小説家らしくなっていくストーリーの流れが出来たところで1巻は終わり。
興味が出て来たので、原作も読んでみようかと思っています。

こういう本との出会いというのはいいものですね。
ある程度、趣味や趣向が固まって来ると、それ以外のジャンルに接することが少なくなってしまいます。特に社会人になって長くなると、仕事関係か昔から好きだったジャンルしか目がいかなくなります。

Amazonやネット書店は確かに便利ですが、オススメで出てくるのは、想定の範囲のものばかり。(カレーが好きだからといって、いつもカレーが食べたいわけではないのに、カレーや福神漬けばかりを勧められるようでうんざりします。)
「これは知らなかった」という驚きや世界が広がった感は得られません。

そういう意味で書店の店員さんには、本当にお世話になっています。
旬のものや食わず嫌いのものを教えてくれたおかげで、かなり世界が広がったと思います。
どこにでも的確なアドバイスが出来る店員さんばかりではありません。単にランキングから紹介をするだけだったりする人も多いです。
今までの経験だと、担当するコーナーに愛情を注いでいる店員さんがいる店だとハズレはないです。ポップだけでなく、コーナー作りや作品選びなどにこだわりがあるので雰囲気でわかります。

「最近、おもしろい本がない」とお嘆きの方は、ぜひお試しください。

バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)
入間 人間
アスキーメディアワークス (2010-08-25)
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