夢は枯野をかけ廻る
「旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る」(松尾芭蕉)
【意訳】
旅先で病に倒れた私はもう旅を続けることは出来ない。
しかし、夜ごと見る夢の中では、今も私は旅に明け暮れた時のように、すっかり葉が落ちてしまった冬の枯野をかけ廻っている。
中学の時に習った松尾芭蕉の句。
辞世の句と言われるものですが、今だとその気持ちがよくわかる。
かつてのように自由に動けなくなった今でも、夢だけは昔と同じように変わらずに、いやそれ以上に縦横無尽に世界を駆け回っている。
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