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2012/11/08

コストカット志向が蔓延すると企業は衰退する

不景気が続くと家庭では節約、企業ではコストカットがもてはやされる。
しかし、同じように見えても、家庭と企業とでは趣が異なる。
コストカットが企業活動のメインになり、それが続くことは衰退にもつながりかねない危険をはらむ。
コストカットが進む時は、新規事業や研究開発には手を出さず、ひたすら現在の主力事業での収益が最大になるような最適化が進んでいくのが常だ。
そして、これが続くとどうなるか?
主力事業が陳腐化したり、競争が激化して収益が悪化した瞬間、大きなダメージを受ける。
次に続くものを準備して来なかったせいで、反転攻勢のネタもない。
新しい芽を見付けてる力も、育てる力も鈍っていることだろう。
なぜなら、改善やコストカットで成果を上げて偉くなった人には、今までになかったこと、既存の枠から外れるようなものに対する価値の判断は困難であるからである。
そして、変化に対応出来なくなった時、企業は衰退に向かう。
乱暴な言い方をすると、「コストカットと合理化で利益を出して来た」ということは、「新しいことは何もして来なかった」とほぼ同義である。
自分は失われた20年で日本全体でコストカット志向が進み過ぎた結果が、今の国内企業総崩れになってしまったのだと思っている。

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