空虚感
最寄り駅までの途中に柴犬が住んでいた。
愛想のいい子で犬好きの自分には、通勤時の大切な癒やしだった。
先月末から姿が見えず、どうしたのかと心配していた。
つないでいた鎖が消えた辺りで嫌な予感がしていた。「当たってくれるな」と願っていたが、小屋が撤去されたところで覚悟をせざるを得なかった。
そして数日前。
壁に「かわいがっていただいたみなさまへ」で始まる貼り紙を見つけた。
書かれた内容を読むと、彼は11月20日に交通事故で亡くなったらしい。
覚悟していたとはいえ、朝に夜にその姿に癒やしと力をもらっていただけに、ぽっかりと穴が空いたような気持ちです。
いつか来る日とわかっていても別れは本当に淋しい。寒さ厳しい季節だけに余計に切なさを感じます。
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