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2014/05/05

ガングルオン ワンマンライブ in 渋谷・七面鳥(2014.5.3)

2014年5月3日、東京・渋谷のライブハウス「七面鳥」で行われたGUN-GRU-OWN(以下、ガングルオン)初となるワンマンライブ「GUN-GRU-OWNワンマンライブ -Special Turkeys Night-」に参戦して来ました。

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(渋谷・七面鳥でのワンマンライブを行うGUN-GRU-OWN[ガングルオン])

前身であるバンド「せきずい」の恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブ(2010年8月1日)以来ですから、約4年(3年と275日)ぶりとなります。途中、バンドの活動停止や震災もあったせいか、思った以上に長い時間が経ったように思えます。

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(Drs.リョウ)

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(Bass カズヒロ)

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(Key./Piano ヨシアキ)

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(Vo.&Gt. テツオ)

しかし、一方で、それだけのものを乗り越えて、再びワンマンライブの日を迎えられる喜びもまたひとしおです。彼らのファンの多くも同じ気持ちだったのでしょうか、ワンマンライブの告知が出た直後にチケットはソールドアウト。このライブに行けずに悔しい思いをされているファンも少なくないようです。今回は、観られなかった方のためにも、当日の様子が少しでも伝わるように書きたいと思います。

とはいえ、自分もガングルオンのライブは、昨年春の1stアルバム『SOMEONE'S TALES』リリース以来ですから、1年ぶりくらいになるので、写真を含めてまともなものになるか自信がありませんか、どうかお付き合いください。

当日は、連休後半戦初日ということもあり、渋谷の街は大混雑。
いつも以上に賑わっていて、ライブハウスに向う道玄坂を上るのも大変です。

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(相変わらず大混雑の109前の交差点)

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(こどもの日が近いので、道玄坂のケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースも武者姿です)

会場の「アコースティックライブバー七面鳥」は、Shibuya O-Eastのすぐ近く。同じ並びの小道に面したところにあります。

初めて行く場所だったので、無事にたどり着けるか自信がありませんでしたが、O-Eastを目印にして行くとすぐにわかりました。小道に入った瞬間行列が出来ていたので一発でした。

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(行列が目印になっていました)

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(ここが会場のライブハウス「七面鳥」)

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(扉の上の壁には七面鳥の絵)

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(サインボードには、ワンマンライブの告知が)

ホールは、アコースティックのライブハウスらしく、こじんまりとした感じでしたが、いざ開場すると立ち見も出て、人いきれで蒸し暑いくらいでした。

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(会場の中は、この通りギッシリ)

開場待ちの列に並んでいる時から、「せきずい」時代から見慣れた方が何人もいて、

「お久しぶりです!」

という言葉を何度も交わしましたし、旧交を温めるような会話をあちこちで耳にしました。何だか、ちょっとした同窓会気分が味わえました。

彼らの音楽を聴くだけでなく、同じ価値観を持つ人たちが集まって、同じ時間と同じ経験の共有の積み重ねによるコミュニティにいたということも重要な要素だったんだな、と改めて感じます。一時期は、彼らのライブを観られなくなるだけでなく、このコミュニティも失われていたわけですから、よくぞここまで復活したと思います。

当日は、初めての会場で自由に動けない可能性があることも想定して、超広角レンズを搭載したムービーカメラを最前列に設置させていただき、自分は最後列に脚立を置いて、観客の邪魔にならないようステルスモードでの撮影を実施。

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(定点カメラを見るテツオ。ライブ終了後、「『何だろう?』と思って見てしまいましたよ」と言っていましたが、確かにその様子が撮れてました。写真は『コーヒーとミルク』演奏時のもの)

当初は「大げさかも?」と思いましたが、結果は大正解。混雑した会場を移動することはおろか、脚立から下りるのもほとんどままならない状態でしたし、アコースティックのライブハウスなので光量も少なく、一番後ろからだと早いシャッター速度が稼げず大変でしたから。最悪を考えて用意しておくのは大事ですね。

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(ちなみに最後列の脚立の上から見るとこんな光景です。ここから望遠レンズでぐぐっと寄って撮影しています。)

さて、開演時間の18:00を少し過ぎて、メンバーがステージに集結。
いよいよ始まると思うと、カメラを持つ手にも力が入ります。

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(ステージに向かうガングルオンのメンバー)

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(ワンマンライブのスタートです)

気になる最初の曲は『何色の街』。

この日リリースの2ndアルバム『TODAY』収録曲から持って来ました。
最新アルバム収録曲をメインに組み立てる感じでしょうか?

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(アコースティックのライブハウスだが、編成はエレキありの通常のバンドスタイル)

会場はアコースティックのライブハウスですが、このワンマンでは、ドラムあり、エレキありで、ほぼ通常の編成。

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(顔なじみの方々と一緒に彼らの音楽を聴くと「本来の居場所に帰ってきた」という気持ちになります)

おかげで聴かせて引き込むだけでなく、ステージから押し出すようなパフォーマンスも十分活きていたと思います。

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(盛り上がる客席を見ているだけでも楽しくなります)

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開演から1時間弱が過ぎ、ガングルオンとして未知の時間帯。
過去に何度もワンマンライブのステージ経験はあるでしょうが、ここからどう最後まで客席の気持ちを引きつけ、熱量を上げていくかが、これからの彼らの活動のカギとなります。
彼らもそれを認識していたようで、「せっかくワンマンに来てもらった人に何かを用意しないといけない」と事前にメンバーが案を持ち寄って、検討をしたそうです。

MCで語られた内容では、

・バラを1本ずつ観客に渡す
・お金を渡す
・ドリンクをタダにする

といった案が出ていたとのこと。
(「お金」案に対する客席の反応が思ったよりも大きく、メンバーは当惑していましたが(笑))

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(メンバーにいじられるカズヒロ。こういうやり取りも楽しい)

そして、決まったのは、カバー曲。

key.ヨシアキが語るには、いくらカバー曲でも、知らない曲だと盛り上がらなかった経験があるので、もう少し考えたらしい。

そして、さらに訥々と言葉をつなぐヨシアキ。

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(ワンマンライブの特別企画について語るヨシアキ)

「ここ(ワンマンライブの会場)にいる人の8割9割がわかる曲」。

(もしかして…いや、まさかまだ早いだろう?でも、そうだったら聴いてみたい!)

「正直な話、この曲をやるのに、すごく勇気がいったんですよ。
わかる人にはわかると思うけど、その訳というのは、僕らが前に進めた勇気。
前に進めなければ、この曲出来ないな、っていう曲をやるんですよ」

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(「正直な話、この曲をやるのに、すごく勇気がいったんですよ」)

「オーッ」と会場が低くどよめく。

(間違いない。でも、本当にやるのか?あまりにも重すぎないか?彼らはそれを乗り越えたというのか?)

「その名曲とは…」
「えっ、名曲って言いました?」とヨシアキに突っ込むテツオの言葉で会場内の空気が少し軽くなる。

「名曲と言えば…」
「名曲と言えば、あの…」

のステージ内のやり取りで、察した観客から、

「アレって?えっ!」「えっ!」「えっ!」「えっ!」の声が会場のあちこちから上がり、そのトーンは期待を物語るようにだんだんトーンが高くなります。

そして、

「あれって、路地の裏側のやつ?」

というテツオの問いに

「路地裏のやつ?」

と疑問形で返したヨシアキの言葉で、会場からは「エーーッ!!」と悲鳴のような声が。そして、すぐに「ウソー!」の声に。
思っていることはみんな同じだったようです。

あの聞き慣れた『チャリンコライダー』のイントロがテツオのギターから流れた瞬間、会場内は黄色い声に包まれ、室温は一気に上がった。まさに封印が解かれた瞬間とでもいうのだろうか。

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(『チャリンコライダー』のイントロがテツオのギターから響くと会場の熱気は一気に上がった。)

あの高揚感は、当日その場にいた人だけで独占するにはもったいない経験です。

もっと多くのファンに共有して欲しかった…

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(あの懐かしい光景が眼前に)

座席に座っていた観客は誰に促されるわけでもなく、みんな総立ちになって、あのサウンドと懐かしい光景が目の前に広がります。飛び上がる観客の振動と、人の頭と振り上げた手でステージが全く見えなくなるのも久しぶりに経験しました。

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(最後列からは全くステージが見えません。まさかこの光景が再び見られようとは!)

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(その代り、最前列の定点カメラがステージを撮っています)

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(ジャンプでライブハウスの床も揺れる)

1st、2ndアルバムだけでなく、サプライズで『チャリンコライダー』が登場するとは予想もしていませんでした。ヨシアキが語ったように、この曲をやるにあたっては、メンバーも相当悩んだかと思います。ただ、これで客観的な目で「せきずい」時代の棚卸しと総括をしたうえで、ガングルオンとして先に進めるようになったのではないでしょうか?

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(演奏後、「名曲だね!」と力強く語るテツオ)

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(名曲の制作者ヨシアキを紹介するテツオ)

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(「『コーヒーとミルク』、この曲も名曲になるでしょう!」と言ったテツオ。自分もそう思います)

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個人的には「せきずい」時代の曲が聴けるのは、もう少し先のことだと思っていました。ポール・マッカートニーがビートルズ時代の曲を普通に演奏するようになったのは解散から相当な年月が経ってからですし、同じようなケースでもやはりそれなりの時間がかかっています。

ヤァ!ブロード・ストリート(紙ジャケット仕様)
(ポール・マッカートニーがビートルズ時代を冷静に受け入れられるようになったのは「GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET」(1984)あたり?)

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いきなり今の自分が現れたわけではなく、今の自分は、過去から連続した自分の積み重ねであり、どんなことがあっても過去は消し去ることは出来ません。過去の全てを認めた上で、今の自分が向き合うためには、それ相応の時間が必要です。

頭でわかっていても、受け入れられるようになるのはやはり難しいものです。それだけに、今回の決断から演奏が終わるまでには大きな葛藤がいくつもあったことでしょう。MCでも語っていましたが、全て自分たちでアルバムを作り上げることを決意したことも、これまでのいろいろなものを乗り越え、彼らが前に進むために絶対に必要なプロセスだったことが、今回のワンマンライブを観て理解出来ました。

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(自分にはアルバムタイトルにもなった『today』に全てが集約されているように感じられた)

それでもワンマンライブの場で、ファンの前でこういう形で彼らなりの結論を出したのは大きいと思います。この日(アンコール前に)最後に演奏した『Today』も、『チャリンコライダー』からの流れから、過去との向き合いと未来への決意なのだと思いつつ、聴いていました。

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(アンコールは『ロストワールド』。タオル回しの赤い波が会場を覆う)

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余震のように、まだまだ葛藤の波は続くでしょうが、それでも前に進もうとする彼らを自分はこれからもずっと応援し、見続けていきたいと思います。
彼らの音楽を求め、ずっと一緒に同じ時間を共有し続けている多くのサポーターとともに。

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(約2時間のワンマンライブでしたが、あっと言う間の時間でした)

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(ライブ終了後に客席から、メンバーの顔写真入りのケーキがプレゼントされた)

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(その他、大きな花や大きなお酒のプレゼントも)

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(ケーキに乗ったイチゴ(?)をかじるヨシアキ)

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(ケーキを囲んで記念撮影)

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(ライブを終え、楽屋へ引き上げるガングルオン メンバー)


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