ガングルオン ワンマンライブ in RUIDO K4(2015.4.5)
気が付くと長かったゴールデンウィークも今日が最終日。
遅ればせながら、1ヶ月前に東京・新宿にあるライブハウス「RUIDO K4」で行われたガングルオンのワンマンライブ写真をアップします。
(東京・新宿にあるRUIDO K4でワンマンライブを行うガングルオン)
この日は、Drs.リョウのラストライブ。
これをもって、ガングルオンを脱退となる。
1月に脱退が発表されて以来、複雑な気持ちのまま、この日を迎えてしまった。
前身のバンドからなので、11年近い付き合いになるだろうか。
それだけに、新しい道を進むことに頭では理解出来てはいても、どこかやる方のない重いが残る。
特別なライブでもあるので、今回はリハーサルから入れさせていただいた。
場所は、東京・新宿にあるライブハウス「RUIDO K4」。
最近メインである吉祥寺ではなく、前身のバンドでホームにしていた原宿RUIDO(今は無くなって跡地にはニコニコ動画のスタジオになっている)系列であり、縁の深いライブハウス。リョウのラストを飾る舞台にふさわしいと思う。
(音をチェックするリョウ)
ステージの壁にある「RUIDO」のロゴを見ながら、来し方を考えてしまった。
下は、手元に残っている最古のDrs.リョウの写真。
10年以上前になる2005年3月5日 渋谷RUIDO K2でのもの。
この頃はコンデジで撮っていた。
ISO100固定の機種で、今の携帯カメラを大きく下回る性能だった。
そんな機材でのライブ撮影、しかもドラムを撮る時の歩留りは、もはや念写に近いものがあった。
(2005年3月5日だから、ほぼ10年前の写真。この時はコンデジで撮影していた)
(そして、これが同年3月26日。一眼レフ初デビューの写真。ここから機材のエスカレートが始まった…)
こういう写真を見ると、改めて流れた時間の長さを感じます。
(当初はサプライズでプレゼントする予定だったDrs.リョウの顔写真入りの横断幕。ここに多くのファンからのメッセージが書き込まれた)
一方、リハーサルには、特に感傷的なものもなく、淡々と準備は進む。
メンバーの様子もいつも通りである。
自分も思い直して、普段通りでいようと可能な限り冷静にいようと努めた。
(手元を拡大。思うようにセットリストが書けないリョウの様子に、いつもと違うものを感じた。)
早くはじまって欲しい反面、はじまってしまえば、4人のガングルオンの最後に向って時計の針は動き出してしまう。
そう思うと「このまま時が止まればいいのに」と願ってみたりしたくもなる。
そんな思いをよそに、やがて開場時間を迎え、予定より5分ほど過ぎて開演を迎えた。
いったん、ライブがスタートすると、いつもの楽しい時間が流れだす。
心地よいサウンドと疾走感あふれるステージ。
リョウの特徴でもある高めにチューニングしたドラムの音がパーンと弾ける。
(この音が聴けなくなるのかと思うと実に残念でならない)
前身のバンド「せきずい」以来のファンも、ガングルオンからのファンも一緒になって、彼らの奏でる音楽にひたる。
ライブもちょうど半ばにさしかかった時、せきずい時代の名曲『チャリンコライダー』が。
懐かしいイントロが流れると、悲鳴のような声が会場から。
ガングルオンになって初めて来たせきずい時代からのファンには、きっと大きなプレゼントになったと思う。
ヨシアキは、「まだ『チャリンコライダー』を超える曲が書けない」とテツオに言われていたが、個人的には『風をきる少年のブルース』は、路地裏をママチャリで飛び出した少年のその後を描いたアンサーソングのようで好きである。
(この日会場で配られたチラシには「ガングルオンやってます」の言葉が)
(このような感じで、ステージ全体を見守りつつ、リズムを刻む姿が印象的でした)
ライブ後半には、リョウのドラムソロが。
最後ということなのか、いつもよりもかなり長い演奏時間。
相当きついはずだが、それでもバテることなく、最後までその高い技術を見せつけてくれた。
(酸素ボンベの差し入れがありましたが、アクシデントなのか出なかったようです)
(寄せ書きでびっしりと埋めつくされた旗が手渡される。幸い(?)顔に落書きする人はいなかったようです)
(ガングルオンメンバー4人揃った最後のカーテンコール)
カーテンコールを見ながら、
「もう、4人揃って見ることはないのか…」
と思うと切なくなる。
Drs.リョウには、「本当にありがとう。そして、本当にお疲れさまでした」の言葉しかありません。(いざとなると、言葉って出て来ないものですね)
(こちらはステージ裏から見た様子。この時は撮影タイムになっています。)
何年か、あるいは何十年か経って、いつかまたメンバーが全員揃って、ステージを見せてくれたら、などとふと思う。
それぞれの道で人生経験を積んで、また集まった時には、深みのある歌詞といいサウンドを聴かせてくれるのではないかと。はかない夢かも知れませんが。
今は、自分たちの音楽を追求して、さらなる高いステージを目指しているガングルオンの3人を応援して行こうと思う。
彼らの目指す音楽がどこに行き着くのかを最後まで見届けるために。
【セットリスト】
1.春の風と光の轍
2.アイアンマン
3.bystander
4.ふたりだけのプレイス
5.パズル
6.旅立に於て
7.supernova
8.空と羽根
9.相愛
10.a Someone's tale
11.ロストワールド
12.エトランゼ
13.チャリンコライダー
14.today
15.LIFE GOES ON
■アンコール
1.Factory
2.何色の街
3.コーヒーとミルク
■ダブルアンコール
・風をきる少年のブルース
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