ガングルオン活動休止
いつかは来る日とはわかってはいたが、いざやって来ると胸がつぶれる思いだ。
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「これならこれからも安心して聴ける」ということがわかっただけでも、この日は大きな収穫だったと思う。
P.S:デジタルカメラの高画素化で1枚当たりのデータ量が大きくなったのに、このブログの仕様は1ファイルのアップロードは最大1MB。1MB以下にする手間が微妙にかかるため、最近ではFacebookで先行してライブ写真をアップしてます。
とはいえ、ここが本拠地であることには変わりはないので、コメントと写真の枚数は多く載せています。
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ガングルオンのVo.&Gt.テツオ初のワンマンライブがあると聞き、参戦して来ました。
(東京・西新宿のnavi cafeでのガングルオン Vo.&Gt.テツオ)
平日かつ連休明けの月初だったので、仕事がたまっている状況で無理だと思ってましたが、後半から何とか聴けたのはラッキーでした。
記念すべき初ソロワンマンだから記録を残しておきたいのが人情。
しかし、行けるかどうかわからなかったので、カメラを持っていない。
スマホのカメラで撮るのも考えたが、自分のiPhone6は豪快なシャッター音がする。
慌てて無音のカメラアプリをダウンロードして、1枚だけこっそり撮影。
ソロでワンマンという環境もあり、いつもより内面を語るトークがあったり、アンコールの『空と羽根』では観客が歌って、テツオはギタリストに徹するという面白い趣向(喉の調子が悪かったため、生れた即興の企画ではありますが)もあり、楽しませていただきました。
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気が付くと長かったゴールデンウィークも今日が最終日。
遅ればせながら、1ヶ月前に東京・新宿にあるライブハウス「RUIDO K4」で行われたガングルオンのワンマンライブ写真をアップします。
(東京・新宿にあるRUIDO K4でワンマンライブを行うガングルオン)
この日は、Drs.リョウのラストライブ。
これをもって、ガングルオンを脱退となる。
1月に脱退が発表されて以来、複雑な気持ちのまま、この日を迎えてしまった。
前身のバンドからなので、11年近い付き合いになるだろうか。
それだけに、新しい道を進むことに頭では理解出来てはいても、どこかやる方のない重いが残る。
特別なライブでもあるので、今回はリハーサルから入れさせていただいた。
場所は、東京・新宿にあるライブハウス「RUIDO K4」。
最近メインである吉祥寺ではなく、前身のバンドでホームにしていた原宿RUIDO(今は無くなって跡地にはニコニコ動画のスタジオになっている)系列であり、縁の深いライブハウス。リョウのラストを飾る舞台にふさわしいと思う。
(音をチェックするリョウ)
ステージの壁にある「RUIDO」のロゴを見ながら、来し方を考えてしまった。
下は、手元に残っている最古のDrs.リョウの写真。
10年以上前になる2005年3月5日 渋谷RUIDO K2でのもの。
この頃はコンデジで撮っていた。
ISO100固定の機種で、今の携帯カメラを大きく下回る性能だった。
そんな機材でのライブ撮影、しかもドラムを撮る時の歩留りは、もはや念写に近いものがあった。
(2005年3月5日だから、ほぼ10年前の写真。この時はコンデジで撮影していた)
(そして、これが同年3月26日。一眼レフ初デビューの写真。ここから機材のエスカレートが始まった…)
(当初はサプライズでプレゼントする予定だったDrs.リョウの顔写真入りの横断幕。ここに多くのファンからのメッセージが書き込まれた)
一方、リハーサルには、特に感傷的なものもなく、淡々と準備は進む。
メンバーの様子もいつも通りである。
自分も思い直して、普段通りでいようと可能な限り冷静にいようと努めた。
(手元を拡大。思うようにセットリストが書けないリョウの様子に、いつもと違うものを感じた。)
早くはじまって欲しい反面、はじまってしまえば、4人のガングルオンの最後に向って時計の針は動き出してしまう。
そう思うと「このまま時が止まればいいのに」と願ってみたりしたくもなる。
そんな思いをよそに、やがて開場時間を迎え、予定より5分ほど過ぎて開演を迎えた。
いったん、ライブがスタートすると、いつもの楽しい時間が流れだす。
心地よいサウンドと疾走感あふれるステージ。
リョウの特徴でもある高めにチューニングしたドラムの音がパーンと弾ける。
(この音が聴けなくなるのかと思うと実に残念でならない)
前身のバンド「せきずい」以来のファンも、ガングルオンからのファンも一緒になって、彼らの奏でる音楽にひたる。
ライブもちょうど半ばにさしかかった時、せきずい時代の名曲『チャリンコライダー』が。
懐かしいイントロが流れると、悲鳴のような声が会場から。
ガングルオンになって初めて来たせきずい時代からのファンには、きっと大きなプレゼントになったと思う。
ヨシアキは、「まだ『チャリンコライダー』を超える曲が書けない」とテツオに言われていたが、個人的には『風をきる少年のブルース』は、路地裏をママチャリで飛び出した少年のその後を描いたアンサーソングのようで好きである。
(この日会場で配られたチラシには「ガングルオンやってます」の言葉が)
(このような感じで、ステージ全体を見守りつつ、リズムを刻む姿が印象的でした)
ライブ後半には、リョウのドラムソロが。
最後ということなのか、いつもよりもかなり長い演奏時間。
相当きついはずだが、それでもバテることなく、最後までその高い技術を見せつけてくれた。
(酸素ボンベの差し入れがありましたが、アクシデントなのか出なかったようです)
(寄せ書きでびっしりと埋めつくされた旗が手渡される。幸い(?)顔に落書きする人はいなかったようです)
(ガングルオンメンバー4人揃った最後のカーテンコール)
カーテンコールを見ながら、
「もう、4人揃って見ることはないのか…」
と思うと切なくなる。
Drs.リョウには、「本当にありがとう。そして、本当にお疲れさまでした」の言葉しかありません。(いざとなると、言葉って出て来ないものですね)
(こちらはステージ裏から見た様子。この時は撮影タイムになっています。)
何年か、あるいは何十年か経って、いつかまたメンバーが全員揃って、ステージを見せてくれたら、などとふと思う。
それぞれの道で人生経験を積んで、また集まった時には、深みのある歌詞といいサウンドを聴かせてくれるのではないかと。はかない夢かも知れませんが。
今は、自分たちの音楽を追求して、さらなる高いステージを目指しているガングルオンの3人を応援して行こうと思う。
彼らの目指す音楽がどこに行き着くのかを最後まで見届けるために。
【セットリスト】
1.春の風と光の轍
2.アイアンマン
3.bystander
4.ふたりだけのプレイス
5.パズル
6.旅立に於て
7.supernova
8.空と羽根
9.相愛
10.a Someone's tale
11.ロストワールド
12.エトランゼ
13.チャリンコライダー
14.today
15.LIFE GOES ON
■アンコール
1.Factory
2.何色の街
3.コーヒーとミルク
■ダブルアンコール
・風をきる少年のブルース
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ずいぶん間が空いてしまいましたが、昨年の暮れに行われたガングルオンのワンマンライブレポです。
彼らのワンマンライブも彼らへのライブ参戦も、5月に渋谷のライブハウス七面鳥以来、約7ヶ月ぶりとなります。日常に流されていると、時間なんかあっと言う間に経ってしまうものだと改めて実感しました。
(Key. ヨシアキ)
客席最前列の上手(かみて=ステージに向って右側)に陣取り、当日の撮影に臨みましたが、ステージ開始直後の会場の混雑を見て、早々に移動しながらの撮影を断念。
最初から最後まで定点撮影になってしまいました。
客席を見ると、前身のバンドせきずい時代から見慣れた方も多いのですが、自分が行かなかった間にずいぶん顔ぶれが変わっています。
これもガングルオンとしての音楽活動が、着実に実を結びつつある証拠だと思います。
前回のワンマンはアコースティックスタイルでしたが、今回はエレキスタイル。
迫ってくるサウンドが違います。
アコースティックスタイルでは使えなかったものをフルに盛り込んだ、そんな感じがします。
当日会場限定で配られた音源に入っていた「LIFE GOES ON」をはじめ、初めて聴く曲もありましたが、粒が揃っていて、「これがガングルオン」というアウトラインがクリアになって来たように感じます。
Gt.&Voのテツオがすっかりボーカリストとしてのスタイルが完成し、磨きがかかっていたことで、ステージに安定性と彼らの音楽世界の表現により深みを与えていたと思います。
これからがますます楽しみだと思っていた矢先、このワンマンライブから約1ヶ月後にDrs.リョウの脱退が発表されました。
ライブスケジュールに「ガングルオン3」というリョウを除く3人編成でのライブが、何回かあった時に「もしかしたら…」というものがありましたが、「前にも特別編成でやったこともあったし」と悪いように考えないようにしていました。
しかし、悪い方の予感が当たってしまいました。
本人を含め、メンバーが一番悩み、苦しんだ末に出した結論だと思います。
我々が思う以上のものが多々あったはずです。
これまで10年以上、リョウのドラムを聴いて来ただけに、非常にさびしい限りではありますが、その前途が幸多いものであるよう、心から願っています。
そして、これからも変わらず、ガングルオンを応援していきたいと思っています。
4月5日のワンマンライブでDrs.リョウは、ガングルオンとしてラストのライブになります。
少しでも多くの方が、そのサウンドを耳に刻んでいただければ幸いです。
場所は、新宿RUIDO K4。
彼らが前身のバンドで活動を開始以来、キャリアを積み重ねていったあのRUIDO系というのも何かの縁。
自分も次のワンマンライブまで、1回でも多くリョウのドラムを聴きたいと思います。
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去る11月27日に東京・渋谷の EggmanにLiLiのワンマンライブに参戦して来ました。
過去にはLiLi最初のミニアルバム『Link』のジャケ写や公式サイトのアーティスト写真などを担当させていただいたが、交通事故の後遺症やら何やらで、気づくと何年も(4、5年くらい?)彼ら彼女らのライブに行けていなかった。
ブランクが空いてしまうと行きにくくなるのものですが、10月1日にメンバーのDr.Emiが手首の腱鞘炎悪化で脱退。4人での再出発となるワンマンライブとなれば、これは見ておかざるを得ません。
ライブハウスに来るのも半年ぶりで、一時は毎週のように通っていたのが夢のようです。
(東京・渋谷のライブハウスEggman。代々木公園のすぐ近くです)
でも、やはりこの雰囲気はいいものです。
平日の夜にも関わらず、客席には多くの人であふれていました。
ライブ開始直前、観客として来ていたDr.Emiにファンの有志から、感謝状と花束が贈られていた。話を聞いた時、大きなショックを受けましたが、こうしてステージにいない彼女の姿を見ると、脱退の事実が改めて実感され、何とも言えない気持ちになります。
ステージ前の幕が開き、懐かしい顔が登場すると、ちょっとうれしくなります。
少し大人びて、彼ら彼女らの落ち着いた雰囲気に自分が観なかった間に流れた時間と経験値を感じます。
ワンマンライブが始まると、慣れ親しんだサウンドでありながらも、音質の変化に驚きました。キレのいい高めのストレートで勝負していたピッチャーが、低めの重いボールやカットボールで抑え込むタイプに変わっていたような感じでしょうか。
ライブ構成もMCをほとんど入れず、音楽だけで見せるスタイルに。
落ち着いてステージを回していく姿は、堂々としたものです。
この日は、ライブの撮影もしたのですが、さすがに数年もブランクがあると、ライブで観ていない曲だと、どこでどう動くか、どういう見せ方をするのかがわかりません。
さらにステージ下手(向って左側)の固定位置。
結果、追っかけるだけが精一杯(笑)。
昔の感覚を思い出しながら、あとは素直に「いいな」と思うところを切り取ろうと思いました。
サウンドも雰囲気もそうですが、表情もずいぶん変わっていることに驚きました。
それは、以前撮っていたような表情を探していて気が付きました。狙ってもなかなか撮れないどころか、全く違う動きと表情が出て来るのです。
昔の面影を追いつつ、今の大人の雰囲気と表情の対比を意識して撮ってみました。
(ベースとドラムのリズム隊を押さえるカットですが、ここにいるはずの姿が見えないのはさびしいものです)
ライブが終わって、メンバーの人懐っこい表情に接すると、長年のブランクを忘れてしまいそうです。
課題を乗り越えながら進み始めた姿を見て、自分も自分の中で止まったままになっているものを動かさないといけない時なのかと思うようになりました。
おかげでいいきっかけになりました。
また、次に期待したいものです。
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去る5月3日に行われた「ガングルオン」初めてのワンマンライブ。
どうしても都合が悪く来れなかった方、あるいはチケットが取れなかった方も多かったと思います。
同じファンとして、そんな方にも初ワンマンライブ当日の感動を少しでも分かち合いたい。
ライブ終了後に「ガングルオン」メンバーに相談したところ、特別に定点カメラで撮った動画の公開を了承してくださいました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
一部楽曲の公開となりますが、今回は、ワンマンライブのオープニング曲『何色の街』です。
【何色の街】
定点カメラでアングル固定なのと、動画の編集技術がないので、撮って出しのもので申し訳ございませんが、少しでも当日の雰囲気が伝わるとうれしいです。
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2014年5月3日、東京・渋谷のライブハウス「七面鳥」で行われたGUN-GRU-OWN(以下、ガングルオン)初となるワンマンライブ「GUN-GRU-OWNワンマンライブ -Special Turkeys Night-」に参戦して来ました。
(渋谷・七面鳥でのワンマンライブを行うGUN-GRU-OWN[ガングルオン])
前身であるバンド「せきずい」の恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブ(2010年8月1日)以来ですから、約4年(3年と275日)ぶりとなります。途中、バンドの活動停止や震災もあったせいか、思った以上に長い時間が経ったように思えます。
しかし、一方で、それだけのものを乗り越えて、再びワンマンライブの日を迎えられる喜びもまたひとしおです。彼らのファンの多くも同じ気持ちだったのでしょうか、ワンマンライブの告知が出た直後にチケットはソールドアウト。このライブに行けずに悔しい思いをされているファンも少なくないようです。今回は、観られなかった方のためにも、当日の様子が少しでも伝わるように書きたいと思います。
とはいえ、自分もガングルオンのライブは、昨年春の1stアルバム『SOMEONE'S TALES』リリース以来ですから、1年ぶりくらいになるので、写真を含めてまともなものになるか自信がありませんか、どうかお付き合いください。
当日は、連休後半戦初日ということもあり、渋谷の街は大混雑。
いつも以上に賑わっていて、ライブハウスに向う道玄坂を上るのも大変です。
(こどもの日が近いので、道玄坂のケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースも武者姿です)
会場の「アコースティックライブバー七面鳥」は、Shibuya O-Eastのすぐ近く。同じ並びの小道に面したところにあります。
初めて行く場所だったので、無事にたどり着けるか自信がありませんでしたが、O-Eastを目印にして行くとすぐにわかりました。小道に入った瞬間行列が出来ていたので一発でした。
ホールは、アコースティックのライブハウスらしく、こじんまりとした感じでしたが、いざ開場すると立ち見も出て、人いきれで蒸し暑いくらいでした。
開場待ちの列に並んでいる時から、「せきずい」時代から見慣れた方が何人もいて、
「お久しぶりです!」
という言葉を何度も交わしましたし、旧交を温めるような会話をあちこちで耳にしました。何だか、ちょっとした同窓会気分が味わえました。
彼らの音楽を聴くだけでなく、同じ価値観を持つ人たちが集まって、同じ時間と同じ経験の共有の積み重ねによるコミュニティにいたということも重要な要素だったんだな、と改めて感じます。一時期は、彼らのライブを観られなくなるだけでなく、このコミュニティも失われていたわけですから、よくぞここまで復活したと思います。
当日は、初めての会場で自由に動けない可能性があることも想定して、超広角レンズを搭載したムービーカメラを最前列に設置させていただき、自分は最後列に脚立を置いて、観客の邪魔にならないようステルスモードでの撮影を実施。
(定点カメラを見るテツオ。ライブ終了後、「『何だろう?』と思って見てしまいましたよ」と言っていましたが、確かにその様子が撮れてました。写真は『コーヒーとミルク』演奏時のもの)
当初は「大げさかも?」と思いましたが、結果は大正解。混雑した会場を移動することはおろか、脚立から下りるのもほとんどままならない状態でしたし、アコースティックのライブハウスなので光量も少なく、一番後ろからだと早いシャッター速度が稼げず大変でしたから。最悪を考えて用意しておくのは大事ですね。
(ちなみに最後列の脚立の上から見るとこんな光景です。ここから望遠レンズでぐぐっと寄って撮影しています。)
さて、開演時間の18:00を少し過ぎて、メンバーがステージに集結。
いよいよ始まると思うと、カメラを持つ手にも力が入ります。
気になる最初の曲は『何色の街』。
この日リリースの2ndアルバム『TODAY』収録曲から持って来ました。
最新アルバム収録曲をメインに組み立てる感じでしょうか?
(アコースティックのライブハウスだが、編成はエレキありの通常のバンドスタイル)
会場はアコースティックのライブハウスですが、このワンマンでは、ドラムあり、エレキありで、ほぼ通常の編成。
(顔なじみの方々と一緒に彼らの音楽を聴くと「本来の居場所に帰ってきた」という気持ちになります)
おかげで聴かせて引き込むだけでなく、ステージから押し出すようなパフォーマンスも十分活きていたと思います。
開演から1時間弱が過ぎ、ガングルオンとして未知の時間帯。
過去に何度もワンマンライブのステージ経験はあるでしょうが、ここからどう最後まで客席の気持ちを引きつけ、熱量を上げていくかが、これからの彼らの活動のカギとなります。
彼らもそれを認識していたようで、「せっかくワンマンに来てもらった人に何かを用意しないといけない」と事前にメンバーが案を持ち寄って、検討をしたそうです。
MCで語られた内容では、
・バラを1本ずつ観客に渡す
・お金を渡す
・ドリンクをタダにする
といった案が出ていたとのこと。
(「お金」案に対する客席の反応が思ったよりも大きく、メンバーは当惑していましたが(笑))
(メンバーにいじられるカズヒロ。こういうやり取りも楽しい)
そして、決まったのは、カバー曲。
key.ヨシアキが語るには、いくらカバー曲でも、知らない曲だと盛り上がらなかった経験があるので、もう少し考えたらしい。
そして、さらに訥々と言葉をつなぐヨシアキ。
「ここ(ワンマンライブの会場)にいる人の8割9割がわかる曲」。
(もしかして…いや、まさかまだ早いだろう?でも、そうだったら聴いてみたい!)
「正直な話、この曲をやるのに、すごく勇気がいったんですよ。
わかる人にはわかると思うけど、その訳というのは、僕らが前に進めた勇気。
前に進めなければ、この曲出来ないな、っていう曲をやるんですよ」
(「正直な話、この曲をやるのに、すごく勇気がいったんですよ」)
「オーッ」と会場が低くどよめく。
(間違いない。でも、本当にやるのか?あまりにも重すぎないか?彼らはそれを乗り越えたというのか?)
「その名曲とは…」
「えっ、名曲って言いました?」とヨシアキに突っ込むテツオの言葉で会場内の空気が少し軽くなる。
「名曲と言えば…」
「名曲と言えば、あの…」
のステージ内のやり取りで、察した観客から、
「アレって?えっ!」「えっ!」「えっ!」「えっ!」の声が会場のあちこちから上がり、そのトーンは期待を物語るようにだんだんトーンが高くなります。
そして、
「あれって、路地の裏側のやつ?」
というテツオの問いに
「路地裏のやつ?」
と疑問形で返したヨシアキの言葉で、会場からは「エーーッ!!」と悲鳴のような声が。そして、すぐに「ウソー!」の声に。
思っていることはみんな同じだったようです。
あの聞き慣れた『チャリンコライダー』のイントロがテツオのギターから流れた瞬間、会場内は黄色い声に包まれ、室温は一気に上がった。まさに封印が解かれた瞬間とでもいうのだろうか。
(『チャリンコライダー』のイントロがテツオのギターから響くと会場の熱気は一気に上がった。)
あの高揚感は、当日その場にいた人だけで独占するにはもったいない経験です。
もっと多くのファンに共有して欲しかった…
座席に座っていた観客は誰に促されるわけでもなく、みんな総立ちになって、あのサウンドと懐かしい光景が目の前に広がります。飛び上がる観客の振動と、人の頭と振り上げた手でステージが全く見えなくなるのも久しぶりに経験しました。
(最後列からは全くステージが見えません。まさかこの光景が再び見られようとは!)
1st、2ndアルバムだけでなく、サプライズで『チャリンコライダー』が登場するとは予想もしていませんでした。ヨシアキが語ったように、この曲をやるにあたっては、メンバーも相当悩んだかと思います。ただ、これで客観的な目で「せきずい」時代の棚卸しと総括をしたうえで、ガングルオンとして先に進めるようになったのではないでしょうか?
(「『コーヒーとミルク』、この曲も名曲になるでしょう!」と言ったテツオ。自分もそう思います)
個人的には「せきずい」時代の曲が聴けるのは、もう少し先のことだと思っていました。ポール・マッカートニーがビートルズ時代の曲を普通に演奏するようになったのは解散から相当な年月が経ってからですし、同じようなケースでもやはりそれなりの時間がかかっています。
(ポール・マッカートニーがビートルズ時代を冷静に受け入れられるようになったのは「GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET」(1984)あたり?)
いきなり今の自分が現れたわけではなく、今の自分は、過去から連続した自分の積み重ねであり、どんなことがあっても過去は消し去ることは出来ません。過去の全てを認めた上で、今の自分が向き合うためには、それ相応の時間が必要です。
頭でわかっていても、受け入れられるようになるのはやはり難しいものです。それだけに、今回の決断から演奏が終わるまでには大きな葛藤がいくつもあったことでしょう。MCでも語っていましたが、全て自分たちでアルバムを作り上げることを決意したことも、これまでのいろいろなものを乗り越え、彼らが前に進むために絶対に必要なプロセスだったことが、今回のワンマンライブを観て理解出来ました。
(自分にはアルバムタイトルにもなった『today』に全てが集約されているように感じられた)
それでもワンマンライブの場で、ファンの前でこういう形で彼らなりの結論を出したのは大きいと思います。この日(アンコール前に)最後に演奏した『Today』も、『チャリンコライダー』からの流れから、過去との向き合いと未来への決意なのだと思いつつ、聴いていました。
(アンコールは『ロストワールド』。タオル回しの赤い波が会場を覆う)
余震のように、まだまだ葛藤の波は続くでしょうが、それでも前に進もうとする彼らを自分はこれからもずっと応援し、見続けていきたいと思います。
彼らの音楽を求め、ずっと一緒に同じ時間を共有し続けている多くのサポーターとともに。
(約2時間のワンマンライブでしたが、あっと言う間の時間でした)
(ライブ終了後に客席から、メンバーの顔写真入りのケーキがプレゼントされた)
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